SSブログ

60代に近づくと自分が分かってくる? [MyOpinion]

70422110_3003470249727259_8647484117224521728_n.jpg

60代に近づくと自分が分かってくる?

90年代に「自分探し」というのが流行ったが、自分のことはなかなか分からない。何ができるのか? どんな人間なのか? 何をするべき存在なのか? 高校時代からずっと考えていた。

僕の場合は高校時代から「映画を作りたい」という思いがあったので、ある意味幸せだったかもしれない。多くは自分が何をすればいいのか?何をするべきか?考えるが、それが見つからず、普通に大学に行き、バイトして、コンパして、4年間遊んで卒業して、就職。サラリーマンになる。もちろん、その間にも「何かしたい!」という思いがあり、皆、趣味に、芸術に挑戦するのだが、多くは青春の思い出として終わる。

当時の僕はそんな友人たちを見て「根性がない!」と思ったが、今考えると、日本の教育システムがそれを許さない状況があったように思える。戦中に教育勅語を教えると同時に、世間が「戦争で勝つ」という流れになっていたことで、「一億総火の玉」みたいな狂った状態に陥った。

同じように「受験戦争」の中で「趣味にうつつを抜かしている場合ではない!」という思いが植え付けられて、誰もが勉強をし、サラリーマンになるという目に見えないベルトコンベアに乗せられていた。かなり強い意志の力を持って、そこから降りないと、社会に組み入れられてしまう。

また、そこから落ちこぼれると生きていけない。生活していけないかも?という不安も植え付けられている。「会社員にならないと安定した生活が送れない。不安な年月を送る」という恐怖に縛られているので、ベルトコンベアから降りるのは勇気というより、無謀と思えてしまう。バブル崩壊までは実質、そんな状況だっただろう。

今はベルトコンベアに乗っていると大変なことになってしまうことが実感されるが、まだまだ世の親たちはそれに気づかず、過去の価値観から離れられずにいる。日本の経済はすでに後進国レベルなのに、今も「ジャパン・アズ・ナンバー1」経済大国!と思い込んでいる大人たちがいる。

好きな仕事をしても、会社に就職しても、昔と違ってどちらも大変。いつ失業するか?分からない。また、どちらもスキルを持ってないと生き残れない。芸能人は個性が勝負だが、サラリーマンも同じように自分しかないスペシャルがないと生き残れない時代に入ってきたと思える(いや、すでにそうなっているだろう)話が逸れてしまったが、長くなったので続きはまた。


okinawaビジュアル.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。