Facebookで返事をしたら、さあ大変⑤終 芸能人に勝手に期待して勝手に失望する人たち? [MyOpinion]
Facebookで返事をしたら、さあ大変⑤終
芸能人に勝手に期待して勝手に失望する人たち?
よく街で芸能人を見つけ、手を振る人がいる。振り返してくれれば「きゃー」と喜ぶが、無視されるとこう思う人もいる。
「偉そうに。もう応援しない!」
でも、なぜ、芸能人は会ったことない人に愛想をしなければならないのか? 見ず知らずの人に応えなければならないのか? もちろん、応える芸能人もいるが、人と接したくないこともある。プライベートを邪魔されない時もある。だが、こう考える人たちも多い。
「あの人なら、手を振り返してくれる。いい人だから!」
映画やドラマを見て受けた役の印象と本人を重ねてしまうのだ。つまり勝手に期待をして、無視されると勝手に失望。「裏切られた」「失望した」と思い込む。そんなことがよくある。名もなき僕のような映画監督に対してでも似たようなことが時々起こる。
Facebookの質問やコメントに答えると「監督はいい人だ!」と期待値が上がる。が、やがて要望が増えていき、一線を越え、トラブルになることが多い。つまり答えなければ問題は起きない。最初から「答えませんよ」と告知すれば、期待されない。裏切られたと思わない。それが分かってきた。悲しい話だが、そんなルールを作った。友人はいう。
「それ以前に無名でも映画監督がFacebookをすること自体が間違ってんだよ!誰だって面白そうだからと寄ってくるよ。いきつけの喫茶店に監督がいる。と分かれば、話してみたい!と思うのが人。一番悪いのはお前だよ」
その通りかもしれない。著名な監督や有名俳優はツイッターをやっても、Facebookはやらない。敷居が低く、気軽にアプローチできるからだ。友達作りにはいいが、一線を越えてしまう人もいる。
僕だけではないサラリマーンの知人でも、何度も「会ってほしい」と言われて困ったことあるという。反論、批判を何度も書き込む人がいるのでFacebookを辞めた友達も多い。
僕は宣伝ツールとしては続ける必要もある。また俳優の卵や映画監督志望者の若い人から「記事を読んで勉強になった」という話を聞くと嬉しい。映画学校では学べないことを学んだといってもらえることもある。
心救われたといってくれる人もいた。宣伝だけでなく、そういう話を聞くと嬉しい。とりあえず、そんなことで続けているので、期待せずに読んで頂けるとありがたい。(了)
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