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エルトンジョンの人生を描いた映画「ロケットマン」=同時に映画を観るあなたが自身を探す物語。 [ドラマ感想]

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エルトンジョンの人生を描いた映画「ロケットマン」=同時に映画を観るあなたが自身を探す物語。

金正恩ではない(一時期、トランプは彼のことをそう皮肉っていた)アメリカのスーパースター・エルトン・ジョンの物語。僕が中学時代にビートルズを夢中で聞いたあと。心惹かれたのもエルトン・ジョン。映画「フレンズ」(1971年公開、「小さな恋のメロディ」と並び話題になって大ヒットした映画)の主題歌を彼が歌っていたのがきっかけで、アルバム「ピアニストを撃つな」聴いた。

タイトルはフランソワ・トリフォー監督の名作「ピアニストを撃て」のオマージュである。(ジャケットに映る映画館にもそれが出ている)このアルバムの「ダニエル」と「クロコダイル・ロック」が好き。日本人好みの美しいメロディ。そしてバリバリのロックではない、胸踊るロックンロール。日本でもすでに人気があった。

そこから高校時代に何枚かアルバムを聴いて、卒業時に「恋に捧げて」がリリース。当時はディスコブームなので、全曲ノンストップのディスコ調アルバム。そして映画学校の時に聴いたのが「蒼い肖像」このオープニングは1分の前奏がある7分の歌。「トゥナイト」B面の「Sorry seems to be a hardest word」(輸入版で聴いたので日本語タイトルを知らない)の2曲はもうシンフォニーだ。心に染みる悲しく壮大な曲。この曲は劇中でも演奏される。そんな具合に映画で流れる歌はほとんど知っていた。

前置きはこのくらい。昨年、フレディ・マーキュリーの伝記映画「ボヘミア・ラプソディ」が公開。あれも心に染みる作品だった。こちらも同じくスーパースターが悲しみの十字架を背負い、足掻く物語。有名になっても、億万長者になっても、その心の傷は癒されない。親に愛されない。認められない。ゲイであることの悲しみ。双方に共通する。素晴らしい曲を作る力を持ちながら、そのことから逃れられない。

いや、あんな素晴らしい曲を作れるからこそ、些細なこと。小さなことが大きな心の傷になるのだろう。同時に、親の愛、家族の愛というものがどれだけ大切であるか?を感じる。深く傷ついた心を癒すことは大いなる称賛でも、新しい愛でもできない。しかし、そこから生まれてくる歌。「ユア・ソング」も先の「トゥナイト」も心から血を流しながら作ったことを感じる。

彼らのような大成功したアーティストではない僕でも、彼らほどの深い悩みも抱えていないが、同じ作品を作るものとして、共感するところがいくつもあった。エルトンが自宅で「ユア・ソング」を歌うところ。最後の治療センターの場面ではボロボロと涙が溢れた。分かり合えない悲しみ。理解されない寂しさ。作品を作らなくては生きて行けない。作詞を担当する親友バーニーハミルトン。名前は昔から知っていたが、ああいう人だったのだ...。

僕はなぜ、映画を作るのか? 愛はアーティストを救うことはないのか? 現在のエルトンは幸せなのか? 自分自身を探す2時間の旅だった。この映画はエルトン・ジョンの人生を描いた映画だが、同時に映画を見るあなたが自身を見つめ直す物語。まだまだ書きたいことはあるが、今夜は1人で「ピアニストを撃つな」と「青い肖像」を聴きながら自分の人生を振り返ってみる...。



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