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高校で使う日本史の教科書。総理のお爺ちゃんのことは詳しく書かれていない? [戦争について]

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高校で使う日本史の教科書。総理のお爺ちゃんのことは詳しく書かれていない?

先に紹介した日本史の教科書。かなり歴史を歪めているか?と思いきや731部隊(人体実験を行った。生きている人間を残虐な方法で殺したりした)の紹介がある。これは僕らの時代は存在さえ知らなかったが、ちゃんと書かれある。そして僕は「ドキュメンタリー沖縄戦」製作に際して勉強するまで知らなかったことだが「軍の関与で集団自決が起きた」という事実も記載されている。

これは何年か前に「軍の関与」が削られて、勝手に住民が自決したというふうな表現が教科書に載り、沖縄で大規模な反対運動が起きた。その後、どうなったか?と思っていたが、この教科書にはしっかり説明されている。だが、記載されていないこともある。

あの人のお爺ちゃん。岸信介の記述は1960年の日米安保改定からだ。「アメリカへの従属ではなく、対等な立場に立った上での提携関係の強化をはかろうとした」と書かれているが、実際「対等」どころかさらなる「従属」であることは最近発売された「知ってはいけない2」(矢部宏治著 講談社現代新書)等で当時の極秘資料を使い証明されている。現代でいう「集団的自衛権」決議。日米のより「強力な関係」ではなく「戦争への参加」が本来の目的だったのと同じ。

そして、その岸信介のそれまでの経緯はこう書かれているだけ「1957年(昭和32年)に成立した自由民主党の岸信介内閣」その岸が戦後のA級戦犯であり、戦時中に中国で児玉誉士夫(ロッキード事件で注目された人物)を使いアヘンを売りさばきボロ儲けしていた金を米軍に提供。その後、アメリカ側のエージェントとなることを了承したことで無罪釈放となったこと。

さらに、教科書にある1957年に成立した自民党はCIAが岸に進呈した資金を元に作ったことは、記載されていない。これらは都市伝説のようなものではなく、アメリカ側の資料で明らかになっている。つまり、もともと自民はアメリカの紐付き政党なのだ。その後も年間、莫大な資金の提供を受けている。

アメリカとしても進駐軍に変わる政党を作り日本を操る必要があったのだろう。このように戦争を利用して大金を稼ぎ、その金でA級戦犯から逃れ、処刑されることなく、それも総理大臣にまで上り詰めた。つまりアメリカのために働くことで戦争犯罪人が許されたという事実は書かれていない。

このように戦前戦後というのは、現代に繋がるとんでもない事件や人物が存在するので、歴史として子供たちに教えるのが難しい。まして、その人物の孫が現代の総理大臣。結局、歴史の授業では本当のことを教え辛い。

多分、10年後の教科書にも現総理はは2回に渡って総理大臣を務めたいうことしか記載されないだろう。(他に実績ないし)嫁が関わった事実が載る公文書を書き換えさせたり(或いは本人の指示はなかったが、周りが忖度して改ざん)レイプ犯のお友達を助けたり、別のお友達には学園をプレゼントしたりということは書かれないだろう。



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