映画「ひろしま」の特集。辛すぎて途中で見るのを止めた。 [2019]
映画「ひろしま」の特集。辛すぎて途中で見るのを止めた。
NHK Eテレ(昔の教育テレビ)で映画「ひろしま」の特集。原爆投下から8年後に作られた映画。僕もその存在を数年前まで知らなかった。その映画が今月放送されるのだが(大本営テレビにしては快挙)その映画が作られた経緯を特集。
原爆投下直後の場面が流れる。これがもう耐え難い悲しいシーンの連続。「ドキュメンタリー沖縄戦」で当時を知るおばあちゃん達から聞いた話。米軍が撮影した記録フィルムが思い出され、胸が苦しくなる。沖縄も、広島も、長崎も、まさに地獄。「戦争」なんて言葉を使うから勘違いする奴が出てくる。
耐えられなくてテレビを消す。体調のいい時に見る。3年がかかりで取材した沖縄戦。それも地獄。戦争は酷いものと思っていたのに想像を絶していた。そんな戦争を今またやろうとしている日本政府。そのための法整備はすでに終わっている。が、国民は無関心。
「19条があるから戦争なんてできないよ」
多くがそういうが、19条があっても戦争はもうできる体制。そしてその憲法自体を与党は変えようとしている。その野望を理解する人は意外に少ない。沖縄のおばあさんが言っていた。
「気づいたら戦争が始まっていた。最初は私たちとは関係ないと思っていた。でも、始まってそうではないことが分かった」
今の日本人も同じ。始まってから「何で?」と言うのだろう。しかし「ドキュメンタリー沖縄戦」を作り感じたのは、戦争の悲しみを伝えるのは難しい。かっこいい。国を守る。勇敢。愛国心。そんな間違った印象を持つ人も多い。そちらに誘導する人たちもいる。戦争はいつの時代も、一部の金持ちの利益のために、多くの人が殺され、殺すものである。
https://natalie.mu/eiga/news/342581?fbclid=IwAR1ZC4guXteureJthFVEx61WDufDtkwHqkReGimxQJzN8PLuy8xTLkcVYoc
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