沖縄戦ドキュメンタリー。進行報告 ショート・インタビュー後半の3人を切り出し。 [編集作業]
沖縄戦ドキュメンタリー。進行報告。
ショート・インタビュー6人の内。3人を昨日。本日は2人目を編集中。長く話してもらった中で、空襲の話。艦砲射撃の話。アメリカ兵の話。日本兵の話。と印象的なものを抜き出して行く。ただ、皆さん、御元気なのだが、高齢であること。また、戦後はその手の話をほとんどしていないという方もいた。話があっちに行ったり、こっちに行ったり。そもそも体験を人に話すというのはむずかしいもの。
その辺に苦戦しながら、切り出して行く。同じ話題は同じラインに並べる。そうやって証言映像が揃ってくると、どの証言に記録映像を付けるか? あるいは記録映像の説明としてどの証言を繋ぐか?ということを考えて行く。
また、あまりに長く証言を繋ぐと観客が退屈するので、短く切り出してインサート映像を入れて、また証言に戻す。という手法も大事だ。それによってテンポよく進めることができるので、作品を見やすくなる。
NHKのドキュメンタリーはよく取材してあるが、教科書のように事実を並べるばかりで退屈なものが多い。いくら真実の発掘であっても、一本調子で見る者に努力を強いるのは作品としてどうか?と思える。もちろん、民放番組でよくある過剰な演出も問題だが、退屈というのは「見たくない...」に繋がってしまう。
やはり、多くの人に見てもらうことに意味が有る作品なので、ひたすら糞真面目に説明するだけではダメだ。同じ報道でもNHKニュースは退屈だが、あの「ニュースステーション」は分かりやすくて面白い報道番組として人気を博した。まじめなだけでは見てもらえない好例だった。
何とか、本日中にショート・インタビューをあと2人。明日からは1日に1人=ロングインタビューの切り出しをしていきたい。そのロングが今回の作品の見せ所。戦時中のさまざまな体験を語ってくれている。その証言に記録映像や現代の沖繩映像を加えることで、より見る人に当時の様子を伝えることが編集する意味である。
何日も座ったまま、編集機に向かっている。ときどき、体操をするくらいでは追いつかない。腰や背中の痛みが限界に近づいていく。
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