基地問題を描く危険性?=「沖縄狂想曲」は危険を抱えている。=2月8日 [「沖縄狂想曲」]
無事に「沖縄狂想曲」東京公開がスタート。舞台挨拶も済み、少しだけホッとしている。というのは、そこまでに何か事件が起こるのでは?と不安を感じていた。
今回は原発事故を描いた「朝日のあたる家」以来の危険な題材。映画界では「基地問題は映画にできない」と言われている。反対運動のドキュメンタリーは存在するが、その背景に切り込んだものはないはず。
原発は事故を起こした後だったので、新聞は紹介してくれた。が、基地問題はまだタブー。新聞、テレビ共に完全無視されている。彼らのスポンサーの一部が、この件の背後にいる。報道できないのも当然。
実はこの映画。公開前に圧力がかかり、止められるのでは?と心配していた。あるいは僕が冤罪で逮捕されたり、伊丹十三監督のような不審死(本当に自殺?)という懸念もあった。無事に公開できた理由は?
一つには彼らが無名監督の映画に、対応しているヒマがないということ。国会は今、大揉め。派閥の解散。チンピラ監督に構ってられないという事情はあるかもしれない。あるいは、変に圧力をかけると藪蛇。
逆に世間が注目する可能性もある。放っておけば、マスコミもスルー。客も来ずに終わるーと判断したのかも。いずれにしても、映画館では上映中。どれだけヤバい映画科?ぜひ、劇場で確かめてほしい。
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