SSブログ

絶望との戦いー再起不能であっても、おかしくない?この1年。=12月24日 [「沖縄狂想曲」]

400924418_24163567129957597_1972507141981690674_n-1.jpg

今年もあと、1週間。今年最初に発症した喘息。実は心臓機能低下の前兆で、3回の入院を経験する人生最大の危機。そんな1年だった。

だが、昨年から製作していた、ドキュメンタリー映画「沖縄狂想曲」を完成させねばならず。編集はスタッフにお願いして、療養。それでもMAは参加せねば。だが、目がよく見えない。白杖を付く。体力がない。

そんな状態で作品を完成させた。その後に3回の入院。2回の手術。幸い経過はいいが、両目は半分失明。脳の一部は死んだ。もう治らない。手術した心臓も回復しつつあるが、以前のようにはならない。

そんな治療と入院と並行した映画の仕上げ。治療に専念できたら?とも思う。が、その仕上げがあるからこそ、絶望せずに生きて来れたのだと思える。目が見えない。文字が読めないという絶望感。残る人生を生涯を背負ったまま生きる?

そんな可能性もあった。「この作品を完成させねば!」という思いだけが、自分を支えていた。この先、どうやって生きて行けばいいのか?毎日、絶望との戦いだった。「なぜ、僕が?」いや、これだけは違う。

18年間。無茶な映画作りをして来た僕だからこそ、こうなったのだ。だが、長期に渡る闘病で、どうにか?監督業を続けられそうと分かる。絶望と失望と、見えない希望を探す1年だった。












nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。