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病気で感じた日本のシステム=心を捨てて、ロボット戦士になること! [「沖縄狂想曲」]

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今回の病気で感じたこと。いろいろある。何度も書いたが、友人たちの反応。驚くくらいに2つに分かれた。映画関係者、商売人の友人は日頃、バカなことを言ってる者でさえ、気遣いを見せてくれた。

対してサラリーマンの友人たち。ほとんどが無神経な対応。例えば手術の直前に「完治。おめでとう!」と電話して来た者もいる。目を半分失明して、脳の一部が死んだとブログで書いても「生きてるだけで、丸儲け〜!」とコメントして来た者もいた。

怪我人を踏みつけるような言葉が多い。だが、彼らに悪意はない。なのだが、いくら病状を伝えても「大丈夫だろう!」と勝手な想像をする。思い病気ということに気づかない者もいた。

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映画界の友人。そして商売をしている友人は皆、ことの重大さを理解してくれた。なのに、サラリーマンの友人たちは驚くほど事態を理解できなかった。理解しても、見舞いコメントが無神経極まりないものだったりした。病人の心を踏みつけるもの。

しかし、誰1人、悪意はない。彼らは相手の気持ちを察する力を失っているのだ。「こんなことを言うと、彼は傷つくかも?」という配慮ができない。あるいは、相手の痛みに気づかない。いつものように冗談にしてしまう。

要は他人の気持ちを察する能力、失っているのだ。上司から無理難題を押し付けられる。不可能な売り上げを押し付けられる。セールスは相手の気持ちを考えていたら、仕事なんて出来ない。あるいは機械や商品相手ばかりで、気持ちを考える必要がなくなる。

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考えるのをやめ、言われたことをするだけの会社ロボットになりきるしかない。想像力や思いやりを持つていたら苦しいだけ。そんな生活が30年。仕事だけでなく、家庭や友達にも同じモードで接してしまう。「無神経ね!」と妻に嫌われ、子供たちに無視される。

そんな父親は会社人生の中で、作られていくのだ。だが、本人は気づかない。感じる力を封印し、遮断しなければ会社員として仕事を続けることは出来ない。心が壊れてしまう。無神経になることで、自分を守って来たのだ・・・。

人間でなく、機械の部品になる。それがサラリーマンなのだろう。大変な仕事だ。戦時中と同じ。心を封印した兵隊になるための軍国教育。サラリーマン戦士を大量に育てるための戦後教育。どちらも心を捨てるところから始まる。

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彼らはそんな国策の犠牲者でもある。ある友人にそのことを話した。「そんなこと言われたら腹立つわ!」と憤る。その通りだろう。国策に乗せられて、ロボット教育からロボット社員にされてしまったのだ。友人に罪はない。そんなことを感じてしまう。












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