会社員の条件=心を捨てて部品になること=人間ではなくなる親父たち? 12月4日 [「沖縄狂想曲」]
今回の病気。いろんなことを感じた。いろんな人から見舞いや応援をもらった。が、ある年代の男性だけが、本当に心ないコメント送って来た。60代男性ーそれも会社員からだ。お見舞いとか、応援ではなく「嫌がらせ」としか思えないもの。
本人は「見舞い」のつもりなのだが、病人の気持ちを全く考えていない。その背景にあるもの、考えた。同世代を見ていても、思うこと。会社員を続けると、相手の気持ちを考えなくなる。考えてはいけなくなる環境があるだろう。
何でもいいから商品を買ってもらう。会員になってもらう。契約してもらう。相手の事情や立場。気持ちを考えていては、売上を上げることが出来ない。
また、無意味とも思える作業を上司から強要。「何のために、こんなことするのか?」とか考えていては仕事にならない。疑問を持たない。逆らわない。機械の部品になり切る。それが会社員なのだ。
そんな生活を30年以上も続けると、考えるという作業をしなくなる。そのために家庭で、妻や子供に無神経なことを言ってしまう。家族の立場や思いを考えない発言をしてしまう。
こうして「オヤジは大嫌い」と言われ、妻には愛想尽かされ。熟年離婚にも繋がる。だが、機械の部品になったのは、家族を養うため。なのに結末はこれ。父親たちはやり切れない。と言って無神経極まりな父の言動。それを我慢して感謝することも出来ない。
そんな犠牲の上に、日本は高度経済成長をやり遂げた。が、不況が30年も続く日本。心を捨てて、機械になっても安定せず、貧しいまま。若い人たちは考えねばならない時代となった。
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