尊敬する大島渚監督。同じ病気で引退した大先輩。−１１月２０日

その昔「朝まで生テレビ」出演していた大島渚監督。本当に凄かった。胸をすく鋭い指摘。「バカやろー」発言が有名だが、実は毎回している訳ではなかった。黒澤明、大林宣彦らに次ぎ、僕が尊敬する監督のお一人だ。

理路整然と、独眼竜政宗もビックリな言論。半沢直樹も論破するであろう、鋭い意見の連続。それが大島渚監督だった。なのに映画「ハリウッド・禅」を撮る寸前に脳梗塞。その後、復帰したが、言葉が上手く出なかった。

情報番組でコメンテーターをしていたが、言葉が聞きずらい。昔を知るだけで痛々しい。結局、リハビリ後に「御法度」を監督したが、その後「ハリウッド禅」を撮ることはなく引退。奥さんに介護されながら、亡くなった。

車椅子。片手が麻痺。上手く話せない。脳梗塞による障害。そのことが強く記憶されていた。僕も同じ病気。同じ症状が起こり、同じ結末を迎えても、おかしくなかった。が、幸い手も足も無事だった。

両目ともには半分、失明したが、見えない訳ではない。何よりも監督業に一番大事な「言葉」に影響しなかった。昔通りに話ができる。だから監督業に復帰できる。あれこれ考えさせられる。











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