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心臓血管手術。始末記ー発症から手術成功まで。まとめた。−11月19日 [「沖縄狂想曲」]

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あれこれ病気のこと以外。記事にしている。が、もう一度、今回の手術について報告させてもらう。ほぼ今年一年、闘病。全ての原因は心臓。20年にも渡り、無茶な仕事ばかりしていた。なので、心臓機能が低下し20%になった。

もう、心臓停止になっても、おかしくない数値。そのために血がしっかり流れなくなる。脳にも血が届かなくなり、脳梗塞。脳の一部が死に、両目を半分失明。それで慌てて検査。心臓機能が低下していることが判明した。

実はそれまで「喘息」と診断され、その治療を続けていた。が、実は心臓機能の低下により起こる心臓喘息だった。それに気づかず、気管支の薬を飲み続けていた。脳梗塞が起こり、徹底検査をしてようやく原因が判明した。

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そこで心臓機能の低下。原因を探らねばならないのだが、弱り過ぎていて検査が出来ない。おまけに心臓には水が溜まっている。それを排除し、機能回復からスタート。半年近くにも渡り薬を服用。ようやく水が出て、機能回復が始まる。

が、これで完結ではない。なぜ、心臓が悪くなったか?その理由を解明せねばならない。そのためのカテーテル検査。なんと血管にカメラの付いた管を入れて撮影。そのことで血管が数箇所、狭まっていることが分かる。

そのせいで血の流れが悪くなる。心臓にも血が十分に届かずに機能低下。そこで血管が狭まっている3箇所を広げる手術。だが、心臓から出ている太い血管3本全てが、細くなっている。

まずは最初の2本。カテーテル手術。金属を入れて血管を広げた。1回目は簡単な手術。だが、2回目は大変。レントゲン撮影したものを見たが。血管が細くなっていると言うより、枝分かれしていた。まるでヒヤシンスの球根の根。

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どれが元の血管か?分からないほど細い。こんなものを治療できるのか?担当医も言葉を失っていた。が、その難しい手術を数日前に受けた。枝分かれした血管。その中のオリジナルの部分にカテーテルを挿入。

かなり長い距離が細くなっている。その上、折り曲がっている。そこで3本のカテーテルを血管に差し込み、細くなったところを広げる。これが大変だったらしい。

血管が細く硬くなっていて、カテーテルが入らない。予定時間を超えて作業。でも、何とか成功した。これで狭まった血管が通常の太さになり、血を流すことができる。

手術後。1日経過を見た。今回は熱も出ない。痛みもない。薬の副作用で少し蕁麻疹が出たが、痒みは出なかった。予定通りに翌日は退院。こうして8ヶ月に渡った治療は一応、完結した。

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あとは経過を見る。月一で病院には通うし、大量の薬はまだ飲み続けなければならない。が、体の中をしっかりと血は流れ出した。ま、これまでも苦しい!とか、血が足りない!という自覚症状はなかった。良くなったという実感はない。

が、もし、喘息にならず。脳梗塞も起きずにいたら? ある日、突然に心臓が苦しくなり、バタンQということもありえた。あれら症状は危険を知らせるものでもあったのだ。まあ、そのせいで限りなく障がい者に近い状態で、杖を使うことにはなった。目もよく見えない。

それでも監督業は何とか続けられる。脳梗塞で手足が動かなくなること。話がしっかり出来なくこともある。大島渚監督がまさにそれ。そのことで引退した。僕もそうなっていても、不思議ではない。が、目が半分見ない。脳の一部が死んだだけで済んだ。

これからの人生不自由ではあるが、仕事は続けられる。新作映画も来年早々に公開だし。新たな戦いも始まる。あれこれ考えることの多い病気体験だった。












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