障害者の現実を描く物語ー僕は作るべきではないか〜10月17日 [リアル入院生活]
障害者の現実を描く物語ー僕は作るべきではないか
最近は本当に少ない。が、昔は障害者を描いた映画がそこそこあった。テレビドラマでも車椅子の少女が登場する物語があった。が、80年代頃から、その種のドラマがほとんどない。
一つには規制が厳しくなり、描きにくいこと。クレームが来るので局や会社が避けるーという現実もある。そのせいで以前の作品も、上部だけの、御涙頂戴ものが多かったのだろう。
僕の高校時代。山田太一さんの「男たちの旅路」シリーズで、車椅子の若者たちを描いた「車輪の1歩」という作品があった。心に付き刺さ猿ドラマで、翌日から車椅子の人をみると、何かお手伝いしたいーとさえ思った。
脚本の仕事をするようになって、その種のドラマを書きたかったが、なかなか難しかった。日々の生活に追われて、取材する時間もなかった。でも、今回の病気で、僕自身が障害者認定。あれこれ苦悩している。そのことで障害者の気持ちや立場がよく分かった。
おまけに僕は映画屋だ。自身の体験を描くことで、障害者に対する理解を深める映画を作れる。病気の苦悩だけでなく、偏見。誤解。親切という名のバッシング。そんなことを描いた作品。作れるはずだ。
と書くと、「作ってくださーい」という無神経なコメントが来る。僕が作りたいからと、映画は作れない。製作費は個人で出せる額ではない。企業や団体。どこか出資してほしい。多分、1000万あれば製作できる。障害者の現実。対応の仕方も伝える映画。作りたい。
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