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病人を困惑させる友人たちー彼らの背景にあるものー後編ー10月3日 [闘病日記]

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思い出したのは留学時代の話。米国では差別に対して、厳しい規制がある。マイノリティを差別する表現は、許されず、厳罰に処せられる。例えば日本人の漫画を描くとき、極端に目を細く描くのはアウト。

(戦時中に日本人を馬鹿にした絵。皆、目が細かった。その辺から来たものだろう)

だが、アメリカにはスタンダップ・コメディがある。有名なハリウッド俳優たちも、そこの出身者が多い。エディマーフィーらが、それ。映画「ジョーカー」の主人公もそれを目指す若者。映画「レニーブルーズ」も、その世界を描いた話。

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そのスタンダップ・コメディ。人種差別。やばい言葉がバンバン登場する。いいのか[?] でも、厳格なルールがある。マイノリティがマジョリティを馬鹿にするのはOK。黒人が白人をコケにして、笑いを取るのは許される。が、逆はダメ。

アメリカにタマヨという日本人コメディアンがいる。留学時に彼女のテレビ番組を見て、大笑いした。日本人を皮肉くる芸風。かなりコケにする。が、日本人なのでOK。これを白人や黒人がするとアウトなのだ。弱い立場の人を批判、傷つけることになるから。

さて、病気の問題に戻る。病人が自虐的に病気を笑いするのは、アメリカのルールで考えるとOK。が、健康なものが病人のことーあれこれ指摘するのはアウト。白人が黒人を笑いにするのと同じ構図。聞いていて不快になる。単なるイジメになってしまう。
 
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僕の友人たちは、それをしてしまったのだ。自身は健康。なのに「(目が半分しか見えない相手に)生きてるだけで丸儲け」などとコメントしてしまう。アメリカのルールで言えば、マジョリティがマイノリティを馬鹿にしていることになる。

日本でもテレビ発言は、厳しくなっている。が、高齢の視聴者はその意識が低い。70代に近い明石家さんまも同様。ジェンラー差別発言をすることがある。昔は「お前はオカマか?」と言えば、笑いが取れた。が、今は差別なのだ。

同じように、病気のことをコメントしてくる友達。時々、無神経な表現がある。多様化する社会性に、突いて行けない表れだとも思える。












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