もう、無茶はできない。今後はどう映画を作ればいいのか? [「沖縄狂想曲」]
もう、無茶はできない。今後はどう映画を作ればいいのか?
これまでは僕が7人分働いた。そのことで例えば3千万円の製作費でも、4〜5千万円に見える映画を作ることができた。要は僕の監督料を生活できるギリギリの額にして、6人分タダ働きする方法だ。
通常、制作会社は、製作費から20%ほどの手数料を取る。が、僕は全ての予算を映画に投入する。監督料は生活できるギリギリしかもらわない(貯金もできない!)悪どい映画会社は40%、50%と手数料を取るが、僕はしない。大事なのは素晴らしい作品を作ることだ。
今回、体を壊し、再起不能の可能性もあった。同じことを続けると、再び脳梗塞や心臓疾患で今度こそ引退となる。完成した後に遺作となるならいいが、途中で倒れると作品が未完で終わる。
映画は多くの人に感動を伝え、時には時代を変える力を持つ。が、金がかかる。小品映画でもそれなりの額が必要。これまでのスタイルではもう無理。原発に沖縄問題。伝えねばならないテーマはあるのに、厳しい現実が立ちはだかっている。
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