親切のつもりがー障害を持つ人を傷つけるかも？

以下のようなTweetが来た。みなさんはどう思うか？「親切」？「大きなお世話」？「バカにしている」？「晒し者」？いろんなことを感じるだろう。この方は親切でコメントしている。だが、多くの問題がある。

僕も障害を持ち痛感したのだが、相手に悪気がなくても「馬鹿にしている」と感じることがある。小室哲哉とKEIKOの話がいい例だ。脳梗塞で治療中のKEIKOのこと、小室はマスコミにこう伝えた。「彼女は小学生のドリルを楽しそうにやっています」が、KEIKOは激怒した。

彼女は脳を損傷、文字が読めなくなっただけ。でも、小室の発言だと知的障害になったようにも解釈できる。この発言を聞いた時、僕はよく分からなかった。同じように、先のTwitterの方も、親切のつもりなのだが、相手を貶めていることに注意が足りていない。

「ご負担なようでしたらお知らせ下さい。即辞めます」と書いているが、自分が見ず知らずの他人に、あれこれ教えること自体に問題あることに気づいてない。親切だと解釈している。

だが、親切というより、晒し者にしていると病人は感じがち。「こんな漢字も書けないの？」と馬鹿にしていると取う。本来は親切なのだが、小室と同じ発想なのだ。「考えすぎだよ〜」と思うかもしれない。が、病人は繊細になり、心傷ついている。好意でも悪意に思えることがある。

このコメント。何より問題なのは、彼があれこれ指摘する立場にはないこと。大きなお世話であり、親切とは思いづらいことだ。だが、この種のことは罪の意識なしに、行うことが多い。先日も「長文書けるじゃないですか！」というコメントが来た。悪意はないのは分かったが、病人からすると、上から目線、子供扱い、バカ扱いされたと感じる。

本人は親切のつもり。だが、病人には逆に伝わる。まあ、僕も当時は、小室発言の何がいけないか？理解できなかった。自分が障害を持ち初めて傷つくことに気づく。なかなか、難しい。


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