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沖縄取材の思い出ーホテル選びは大事。安いだけではダメ? [「沖縄狂想曲」]

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沖縄取材の思い出ー2022 ホテル選びは大事。安いだけではダメ?

現在、製作中のドキュメンタリー映画「沖縄戦」シリーズの第3弾。昨年、何度も沖縄取材を行った。が、大手メジャー会社の依頼ではない。テレビ局がスポンサーでもない。その種の大企業は決して「戦争の悲惨さを伝える」沖縄戦の映画に出資したりはしない。心ある小さな会社が「ぜひ、続編を!」と依頼をくれたのだ。だから潤沢な製作費があるわけではない。「1」の時の約半額だ。節約と合理性が大切。

沖縄で宿泊するホテルもなるべく安いところを選ぶ。写真は取材ツアーパート1で泊まったところ。国際通り沿いにあり、利便性は高いが、かなり問題があった。まず、部屋が狭い。ドアを開け入ると、目の前がベッドという感じ。

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安いので当然だが、トランクを開くスペースがない。仕方なしにベットの上で開く。1週間から10日の取材なので機材や資料だけでなく、着替え等の生活用品。お土産もたくさん持って行く。大きなトランクが毎回一杯になる。

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荷物の取り出し、整理をするときは、ベッドの上でトランクを広げる。トランクは取材で持ち歩かないのでホテルに置いたまま。必要な中身を取り出して、別のバッグに入れて取材に出る。が、このトランク。寝るときには片付けて部屋の隅に置く。また、翌日、ベッドの上で開き、必要なものを取り出して閉じ、部屋の隅へ。という行為を毎日、何度もせねばならない。

眠い朝からその作業をするのも大変なので、夜の内にしようと思った。が、取材で疲れてホテルに戻ると、バタンQで寝てしまうことが多い。結局、朝。疲れを引きずり、ボケた頭でその日に必要なものを選び、別のバッグに詰める。日によって必要な資料や機材も違う。出発してから「あ、あれ忘れた!」ということも。

つまり、安いホテルに泊まることで、無意味な時間と労力が必要になってしまう。監督である僕の場合でこうなので、技術スタッフはもっと大変。撮影部ならカメラ、三脚、コード、レフ。いろんな機材を持って来ている。外の撮影と室内では機材も違う。また、毎晩、機材の確認やバッテリーの充電もある。僕と同じようにベッドの上でトランクを広げ、同じ作業をしているのだ。早く寝たくても、それを終えないとベッドは塞がっている。

さらに、このホテル。ゴキブリが出る!9階に泊まったのにゴキブリが出た。エレベーターで上がって来たのか?階段で9階まで来たのか?なら、根性あるゴキブリだ。スタッフに超ゴキブリ嫌いの人がいて、大変。そしてエアコン。夏の暑いときに泊まったのだが、三段階しかない。弱、中、強。「弱」にしても冷房が強すぎて、夜中に目が覚める。消して寝ると暑くて寝られない。

そんなことが重なって、僕らは熟睡できず、厳しいスケジュールもあって、日に日に体力消耗。何より沖縄の夏は超暑い!スタッフが全員で飯を食う時も、疲れきり誰も話をしない!という状態に。ホテルは大事なのだ。少しばかり高くても、それなりの広さと温度調節ができるエアコンのあるところに泊まることも大事。次回から実践。でも、それが製作費を圧迫する!それを学んだのが、写真の部屋である。


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