編集の霊が降りて来そうな感じ? [「沖縄狂想曲」]
編集の霊が降りて来そうな感じ?
ここまで持ってくるのが大変だった。格闘家やボクサーならジムに泊まり込み、試合に向けて集中。闘争心を掻き立てるプロセス。自宅にいては家族と接するし、和気藹々と日常に浸ってしまうので、それを断ち切り練習に励むためにジムで生活する。
僕の場合は編集室に閉じ籠り、映像と格闘する。人に会わない。話さない。電話に出ない。そうやって作品の世界に入り込む。しかし、2週間ほどで人に会う仕事がある。どんなに入れ込んで作業しても、そこで解除されてしまい、また霊を呼ぶところから始めねばならない。
また、入れ込み過ぎて帰って来れないと、仕事で人と会ってもうまく話せないということもある。この2週間は軽めに作業しないと、ヤバいかもしれない。また、現在は編集モードの入り口であり、このまま上手く入り込めるかどうか?は分からない。ちょっとしたことで扉が閉じて、霊が去って行くこともあり得る。
シナリオと編集は集中力だ。孤独の戦い。自分で自分を追い詰めて作業せねばならない。刀鍛冶であり、格闘家と共通するものがある。
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