「ドキュメンタリー沖縄戦」公開で、映画館に行かない人も沖縄戦を知った?!その背景 [沖縄戦]
「ドキュメンタリー沖縄戦」公開で、映画館に行かない人も沖縄戦を知った?!その背景
映画は映画を観る人たちだけに何かを伝えるものではない。例えば「ドキュメンタリー沖縄戦」昨年、今年と全国の映画館で公開。多くの人が見てくれた。「見てよかった」「よく作ってくれた」と言われた。今まで知らなかった沖縄戦の凄惨な真実を知ることができかたらだ。
だが、それを知ったのは観客だけではない。例えば写真のように映画公開に際して多くのマスコミが映画紹介をしてくれた。単にどこでいつから上映するか?というインフォメーションではなく、集団自決の真実、皇民化教育、沖縄県民の犠牲等、映画で描いた一部も紹介してくれる。
それを読むことで、映画館には行かなくても沖縄で凄惨な戦争があり、多くの県民がなくなったこと。集団自決と呼ばれる集団強制死まで行われたことを断片であっても知ることができる。新聞だけではない。ネット、雑誌、テレビでも紹介された。かなりの人がそれらに触れたはず。
もし、それを広告費として支払ったらいくらかかるか?広告代理店の友人が計算してくれた。約3億円。それだけの費用を使って沖縄戦を伝えたのと同じだけの効果があったそうだ。つまり、映画というのは映画館で上映するだけでなく、このようにマスコミが取り上げることで、多くの人にその内容を伝えることができる。
一時は映画館公開中止という話もあったが、公開できて本当によかった。新聞、テレビ、ネットを通じて、沖縄戦の真実を知る人が数千人、数万人のレベルで増えたはず。映画にはそんな力も存在するのだ。
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