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考える力が乏しい日本人=政府やマスコミに誘導される。太平洋戦争、原発事故、集団的自衛権。その背景を考える [戦争について]

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考える力が乏しい日本人=政府やマスコミに誘導される。太平洋戦争、原発事故、集団的自衛権。その背景を考える

どうも、日本人は想像力に乏しいと思えてならない。正確にいうと「想像力」というより「分析」「検証」「比較」「整合性を確認」=「考える力」だ。それに著しく欠ける。

例えば「集団的自衛権」が強行採決された時も、反対したのは一部の人たちだけ。友人の1人はいう「あれは攻撃された時に反撃するための権利ですよ」という奴がいた。だが、それは「個別的自衛権」で有り、国際法でどの国も持っているもの。「集団的自衛権」は条約を結ぶ別の国が攻撃されたら、一緒になって反撃するという権利。つまり、どこかの国がアメリカを攻撃したら、日本もその国に反撃、一緒に戦争するという法案なのだ。

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特にアメリカは「攻撃された〜!」と嘘を言って戦争を始める前科が何度もある。その場合も自衛隊は出撃して戦わなければならない。日本が攻められてなくてもだ。そんな危険な法案なのに、多くがその意味に気づかない。まあ、気づかないように難しく「集団的自衛権」などという法案名をつけたのだ。「自衛権」というより「反撃権」なのだが、多くの日本人は騙された。ちょっと調べれば、検証や分析をすればいかに危険な法案か分かる。

また、別の友達は「だからと言って、すぐに戦争が始まるものではない。政府が戦争するといえばデモに行く」という。が、想像力に問題がある。戦争というのは年月をかけて準備し、国民を誘導し、始めるもの。太平洋戦争時も軍国教育から始め、マスコミを大本営発表の垂れ流し組織にし、「非国民」「アカ」というレッテルを使って国民を黙らせ、「戦争」することの必要性を浸透させてからスタート。その段階でデモなんてもう起こせない。もっと早い段階で反対しないと巨大な権力が推し進めてしまう。それを彼は想像できない。歴史からも学んでいない。(というか、そんなことを学校では教えない)

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似たような例はたくさんある。原発事故の時も、政府やマスコミが「メルトダウンはしていない」というと、多くが信じた。「放射能が漏れている。危険だ」という人たちを国ではなく、国民の一部がバッシングした。「デマ野郎!」「不安を煽るな!」「福島差別だ!」しかし、数年後、東電はメルトダウンしていたことを認める。放射能が東京にも降り注いでいたことが分かる。今も福島第一原発からは放射能が出ている。風に乗って各地に運ばれている。が、首相が「終息宣言」をすると多くが「原発事故は終わった」と安心してしまった。

本当に日本人というのは、国や大企業に都合のいい。扱いやすい国民だ。戦時中も同じ。「米英鬼畜」「欲しがりません勝つまでは」と全国民が戦争を推進した。当時は軍事教育が大きな効果を上げた。そして戦後は学校教育で「与えられたことを確実にする」能力だけを競わせた。与えられたことを記憶し理解するだけでいい。だから「自分で考える」のが苦手。教師の指示に従う習慣は、国や会社に従う。その指示に疑いを持たない大人に育った。だから、マスコミがいえば鵜呑みにする。信じてしまう。

その結果、原発事故を終わったと思い込み、集団的自衛権の意味もわからず、理解しても何もしようとしない。やがて我が子が戦争に行かされるかも?とは想像しない。つまり「日本人には想像力がない」ではなく、「日本人は想像力を育てる教育を受けていない」が正解。なぜ、その種の教育をしなかったか?というと、政府や企業が国民を誘導しやすいように、与えられたことを確実にするだけの会社ロボットにするため。その号令をかけ誘導するのがマスコミ。

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今回の大統領選不正事件も同様。多くの人は「トランプがゴネてる」と感じる。「トランプは差別主義者」と既にマスコミが誘導しているから。そもそもが海外に関心がない。そしてマスコミが結託。どこも報道しなければ、気づく人はいない。いくらネットで次々に新しい展開が伝えても「デマ」と考えて、耳を傾けない。「陰謀論」と思い込み、無視する。どこがフェイクか?検証しようともしない。考えるのが苦手なのだ。

沖縄戦でも米軍が日本語のビラを巻き、隠れている民間人に投降を呼びかけた。「殺さない。水も食料もある」そう伝えても誰も信じようとせず、多くが自決した。あるいは呼びかけに答えず、手榴弾や火炎放射器で殺された。投降すれば助かったのに、自ら死を選んだ。これも当時の教育によって、「米軍は残忍。投降したら女性はレイプされる。戦車で引き凝らされる」と繰り返し教えられていたからだ。結局、日本人は戦後も変わっていない。

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問題は教育だ。戦前も戦後も政府に都合のいい「逆らわない。自分で何も考えない」教育をしているということ。ただ、面白いのはそんな教育を受けた日本人にも、今回の大統領選であれこれ気づき、発信している人が少数だが存在するということ。マスコミのネガティブキャンペーンに誘導されないで、自分で考え真相を見つめる人もいる。そこに希望を感じる。いずれにしても、同じ過ちを繰り返さないために必要なこと。それは「疑い」「自分で考え」「検証する」=考える力を育てることだ。


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