「もののけ姫」は「風の谷のナウシカ」で宮崎駿が問うたテーマの答え。
それがこの作品。同じ構図で再度、問いかける。アシタカはアスベル、サンがナウシカ、エボシはクシャナ、ジコ坊はクロトワ。そこで見つけた答え。それぞれの正義。誰が正しいとは言えない。人は憎しみに駆られまちがいを犯す。傷つけ合う。多様な価値観。自然との共存だけでは行かない。でも、その中で「生きろ」「生き延びて欲しい」と宮崎は伝えているのだ。
公開時にもちろん観ていたけど、今の歳で分かること多々。心が震えた。大スクリーンでこそ伝わる感動。恐るべし宮崎駿。
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