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「西部戦線異常なし」ー反戦映画の古典。全てがここにある! [映画&ドラマ感想]

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「西部戦線異常なし」ー反戦映画の古典。全てがここにある!

タイトルは昔から知っている名作だが、若い頃に見たときはひたすら退屈な映画だった。が、考えてみると、これはドイツ映画であり、ドイツ軍を描いた作品。と言うことで見直した。1930年の作品。白黒。ナチスではなく第一次世界大戦の物語。

驚いたのは現代に至る戦争の悲劇を伝えるエッセンスが全て盛り込まれている。戦争がいかに人を狂わせるか? 大人が戦争を始め若者が死んでいくと言うまさにその物語だ。ただ、悲しいのはドイツはこの段階。1930年にそのことを映画で伝えているのに、その10年後にナチスドイツが台頭。この作品で描いている通りの形で、多くが戦争にのめり込み惨劇を繰り返すのだ。

反戦映画の古典。ここに全てが詰め込まれている。沖縄戦とも多くがダブる。戦争映画を作る時は、これを繰り返し見るべだ。



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コメント 1

早田 快人

ナチスはこの原作を焚書にし、映画も上映禁止にしたようです。
それだけ戦争遂行には都合の悪い作品、反戦映画として極めて
優れた作品だったんですね。日本ではカットだらけで公開されたとか。

爆弾が一発飛んでくる度の轟音と恐怖、
銃剣 VS スコップ での塹壕での殴り合い!殺し合い!
生々しいリアリティ・・・トーキー初期にして「プライベート
ライアン」に迫るシーンがすでに実現されてました。

「戦争をするんだったら、両国の王様と家来だけで
 裸になって、こん棒持って戦えばいいんだ!」

みたいな台詞があったと思いますが、
本当にこれ、国際法で実現できないものでしょうか?

by 早田 快人 (2020-07-13 13:43) 

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