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映画監督はつらいよ=勝手に「いい人だ」と思い込み失望。批判する人たち? [映画業界物語]

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映画監督はつらいよ=勝手に「いい人だ」と思い込み失望。批判する人たち?

ヤクザ映画を作る映画監督なら「怖い人」「ヤクザのような監督」というイメージを持ちがち。ただ、僕は青春もの、家族ドラマ、感動系の作品を作っているので「監督はいい人!」と思われがち。おまけに多くの人は「監督は撮影現場で怒鳴る過激な人」(黒澤明のイメージ)と思っている。が、僕はまず現場で怒鳴らない。傲慢な態度を取らない(本当は傲慢です)だから「監督はいい人」と誤解されることが多い。

先の記事で書いた女優さんと同様。勝手な想像をされる。「監督はいい人だから、Facebookで質問をしてもきっと答えてくれる!」「あの女優の噂が本当か訊いても、こっそり教えてくれるはず!」「ノーギャラで講演してくださいと言っても笑顔で来てくれる〜」あれこれ連絡してくる人がいる。何で会ったこともない人から無遠慮にあれこれ頼まれ応えなければならないのか? その手の返事はしない。顔見知りならハッキリお断りする。

そうなると「失望した!」「裏切られた!」「あんな映画を作る人だから、いい人だと思ったのに、騙された!」「結局、金のためかよ!」と言われる。ネットで悪口を書き回った人もいる。「感動的な映画を作るから」=「頼めば何でもしてくれるいい人」という公式は間違い。足長おじさんではない。なのに「優しい人だと思っていたのに....」「こんな私のリクエストでも聞いてくれると思ったのに」「悲しいです...」「もう応援しません!」「あなたの映画は二度と見ません!」と言ってくる人、ネットで発信する人がいる。

これを「勝手に思い込んで何だ!」と怒っても解決しない。最近、実践しているのは「いい人」イメージを壊すこと。もともと僕は「いい人」ではない。「映画は感動的だが監督は変人!」と分かってもらえるイメージを発信すること。その一環がFacebookやブログ。僕だけではない。映画監督なんて傲慢なもの。そして非常識で変人。ひねくれ者。そこをアピールせねばと考える。



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