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オリバーストーンはなぜ「JFK」ケネディ暗殺の映画を撮ったか?=全てはベトナム戦争に始まる。背景にいるのがあの組織? [映画&ドラマ感想]

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オリバーストーンはなぜ「JFK」ケネディ暗殺の映画を撮ったか?=全てはベトナム戦争に始まる。背景にいるのがあの組織?

「プラトーン」でアカデミー賞を受賞したオリバーストーン監督はその後、ケネディ暗殺の真相を描いた「JFK」を製作する。どちらもアメリカの暗部を描いた作品ではあるが、それだけではない。ストーン監督は実際に兵士としてベトナムに行っている。その時の仲間の多くが犠牲になっている。こう考えただろう。

「なぜ、彼らは死ななくてはならなかったのか? あの戦争を止めることは出来なかったのか?」

当時はケネディ政権。大統領はベトナム戦争を止めようとしている。「軍事顧問団を撤退させる」とある大学の講演会で宣言している。だが、その後、ダラスで暗殺。ストーン監督は「犯人はオズワルドとされるが、何かベトナム戦争絡みの背景があるのではないか?」と感じたのではないか? その思いで作り上げたのが「JFK」である。

映画ではストーン監督に代わり、実在の人物であり、実際にケネディ暗殺の真相究明に挑戦した検事ジム・ギャリソン(演じるはケビン・コスナー)が主人公となり事件を暴いていく。簡単にいうと、ケネディを殺したのは軍産複合体とCIAと指摘する。アイゼンアワー大統領が辞任時にスピーチしたように、アメリカでは軍産複合体が大きな力を持ち危険な存在となっている。

彼らは戦争が起こることで大儲けする。次第に戦争を待つのではなく、自ら戦争を起こして利益を上げようとした。協力するのがCIA。それを止めようとしたのがケネディ。「そんなことされては敵わない」と暗殺。彼らは大統領さえも抹殺する力と組織力を持っている。

ストーン監督は「プラトーン」で描いた戦友たちが傷つき、死んだのは、そんな団体が利益を貪るためだと気づく。それを世間に知らしめるために「JFK」を作ったのだ。(暗殺の動機。FRB説が有力だがストーン監督はベトナム撤退という意見)「そんな秘密組織が本当に実在するの?」と思う人もいるかもしれないので、解説しておく。

秘密組織ではない。軍産複合体は軍事兵器を作る企業=ロッキード、グラマン。戦闘機等以外にも銃、マシンガン、手榴弾を作る会社。さらにはマルボロ、コカコーラも一員。戦地で兵士に配給するために国が大量に買い上げる。多くの企業が戦争があれば大儲けできる。日本で言えば経団連のようなグループ。彼らは莫大な献金をして政治家を応援し、大統領に送り込む。邪魔をすれば排除。それが軍産複合体だ。同じスタイルで、湾岸戦争、イラク戦争を起こした。

近年ではマスコミも押さえ込み、自分たちに都合の悪い情報を押さえ込み、国民を誘導するニュースを発信する。「アメリカは10年に1度戦争をせねばならない」というのは彼らの利益を上げるためだ。まさに戦争ビジネス。そのために911も起こした。だが、そんな彼らに挑戦する新たな人物がいる。それがトランプ大統領だ。

「嘘だろー」「ありえない!」と思うだろう。が、アメリカのマスコミは全て彼らの配下。そのマスコミの情報をもらい報道しているのが日本のマスコミ。考えてほしい。自国の総理は批判できないのに大統領の誹謗中傷はする。おかしいと思わないか? 長くなったのでトランプに関しては以下の記事を読んでほしい。ちなみにオリバーストーン監督はトランプに期待しているという。隠された裏を理解しているのだ。さらに言えば軍産複合体、今は「ディープステイト」と呼ばれる。

トランプの正体=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-01-19

トランプの演説=>https://cinemacinema.blog.ss-blog.jp/2020-01-21


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