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子供時代。「テレビを見ていたらバカになる。本を読め」と言われたが、「戦争」は文章では体感できない? [戦争について]

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子供時代。「テレビを見ていたらバカになる。本を読め」と言われたが、「戦争」は文章では体感できない?

小説のいいところは、あれこれ想像するところだ。島田荘司の「御手洗潔」シリーズを読めば、名探偵の御手洗とはどんな人なのか読者がそれぞれに想像。俳優でいうと誰なのか?考える。僕が子供の頃、大人たちは「テレビばかり見ていたらバカになる。想像力が育たない」と言った。「金八先生」でもそんなエピソードがあった。本は勉強になるが、テレビはアホになるという空気もあった。

近年、戦争について勉強していて感じるのは「戦争」はいくら本を読んでもイメージしにくいという事。先の論法で言えば読者がそれぞれの戦争をイメージしていてはいけない。何より架空のものならいいが、戦争は実際に行われたものであり、空母ホーネット、エンタープライズというと、どういう形でどんな能力があるか?勝手に想像しては意味がない。

機銃掃射とは? 空襲とは? 上陸作戦とは? 全て現実のものであり、それを知らない人には想像のしようがない。子供達がその手の本を読んだとしても、かつて見た「スターウォーズ」のようなカッコイイものだと想像するかもしれない。しかし、現実の戦争はそんなものではなく、ひたすら悲惨なものなのだが、それを想像するのは難しい。

この場合は本、文章ではなく、映像で伝えることが有効。あれこれ想像するのではなく、現実を見せる。戦車とはこんな形。手榴弾とはこんな威力。機銃掃射とはこう。それを具体的に映像で見せるからこそ、戦争とはどういうものか?が理解できる。把握できる。小説だけ読んでいてもダメなのだ。もちろん文章でないと説明しづらい背景や組織形態はあるが、まずは映像で見ることで理解が進む。

スポーツでも同じ。野球やサッカーを知らない人に文章や言葉で説明するよりも、実際の試合を映像で見せる方が100倍早い。その意味で教科書で戦争を教えるというのは本当に伝わらないということも感じる。



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