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僕がやるべきこと。僕がやれること。今は沖縄を見つめたい。 [沖縄の現実]

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僕がやるべきこと。僕がやれること。今は沖縄を見つめたい。

311以降に思ったことだが、小出裕章さんがなぜ、京大で原子力を研究しているのに、原発に反対をし、危険性を伝え続けたか? 原発に貢献すれば支援や助成金がもらえ、「教授」にも成れたのに? 

山本太郎さんがなぜ、俳優なのにデモの先頭に立ち、議員にまでなって、今は政党を立ち上げてまで日本を良くしようとするのか? 皆、同じ。金や名誉のためではない。本当に大切なものは何か? いけないことは何か? 子供たちを守りたい。そんな思いで、圧力や体制と戦いながら、活動を続けている。いや、彼らだけではない。SNSでマスコミが報じない事実を伝えて続けている人たち。沖縄で戦い続けている人。福島で情報発信を続ける人もいる。

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そんな中で僕ができることは何か? 理不尽な世の中で、やるべきことは何か? ただただ、酒場で文句を言うだけではいられない。本質を知りながら、我慢しているわけには行かない。でも、何もできない。最初はそう思ったが、できることがある。映画を作ることだ。

それら問題を考えるきっかになる映画を作ること。それが僕の「仕事」ではなく、やるべきことだと思えた。そのためにはギャラに見合う仕事をしていてはダメ。だから7人分の仕事して、生活費まで製作費に注ぎ込む。どうにか最低限の生活ができればいい。

先に挙げた人たちのような知名度や情報量。そして能力はないけれど、僕ができることで誰かが気づいたり、ハッピーになったりしてくれれば意味ある行動だと思える。この時代を生きている意味があると考える。

今は沖縄戦だ。単に過去を振り返るだけでなく、そこには現代の沖縄に繋がる問題が隠されている。基地問題、日米地位協定、その答えが沖縄戦にある。さらに、日本で唯一、地上戦が行われた沖縄を見つめることは「戦争」とは何か?を身近に感じることができる機会でもある。多くの映画では美化され、カッコよく描かれる戦争。現実はそうでないこと。今こそ伝えるべきだ。

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「祖国を守る」「愛する人のために戦う」と美しい言葉に誤魔化されて「戦争は必要かも?」と考える若い人も増えている。戦争に行かない年寄りたちが煽り、美化し、煽動する。でも、戦争の本質は金儲けだ。国のためと言いながら、国=金持ちと大手企業だ。それを隠して、言葉を言い換えて、日本は今、戦争ができる国に戻った。

だからこそ、戦争とはどういうものか? それも多くの日本人が犠牲になった沖縄戦を知ることで、現実を知ることができると考えている。


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早田快人

国と国の利害の対立を 殺し合い で解決しようというのが
戦争なわけですが、それでは戦場に駆り出される国民、若者は
納得しませんから、常に美辞麗句で飾られ、実態が隠される。

ウソなしでは成立しないのが戦争ですね。

21世紀に入り、メディアにウソが増大したのは、それだけ
戦争が近づいたことと連動していると思います。911から
ブッシュ政権によるイラク侵攻の頃、そして小泉政権がこれを
全面支持したあたりから顕著になり、現在はこれがピークに
達しているようです。

by 早田快人 (2020-02-03 05:04) 

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