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熱い思いを持つベテラン記者たち。沖縄戦に関心のない若手。そこにも沖縄の現実が見える。 [沖縄完成披露上映会]

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熱い思いを持つベテラン記者たち。沖縄戦に関心のない若手。そこにも沖縄の現実が見える。

当初、沖縄のマスコミからの反応は1社だけだったが、その後、地元ボランティアの方、沖縄に詳しい友人、そして宣伝会社の奮闘で5社から取材をして頂いた。担当記者は皆、沖縄戦を熟知。鋭い考察を持ち、とても好意的に話を聞いてくれて感激した。

が、最初に各社に連絡。電話した出た人たちは「沖縄戦のドキュメンタリー映画です」と言っても反応がなく「担当者がいません。帰ったら伝えます」というだけで、その後、返事なし。沖縄戦に力を入れるのは慰霊の日だけか!と思えたが、取材をしてくれた記者さんたちはいずれも熱い思いを持ち、沖縄戦に関しても深い知識を持っていた。

とすると、最初の反応は何だったのか? 考えるに、電話対応をするのは若い社員で、沖縄戦をしっかりと勉強しておらず、今時の東京の若者たちと同様に、言われたことをするだけ?というタイプだったのかもしれない。実際、沖縄の若い人たちは沖縄戦を知らない。驚くほど知らない。映画取材中にそれを知り、全国の若い人に見せることが目標だったが、まず沖縄の若者に見てもらわねばと思ったほど。

同じ側面を今回も感じた。一般会社の社員ならそれでもいいかもしれない。が、テレビ、ラジオ、新聞、ネット。マスコミ関係で働くのであれば、それも沖縄で働くのであれば、たとえ電話に出たのがアルバイトだとしても「沖縄戦」と言われて反応がないのはどうなのか? 無料で上映会をするというニュースを無視するのか? 自らが沖縄戦を風化させずに伝える使命を持つ仕事。それを沖縄ではない団体が3年がかりで作った作品。信じがたい。

実際、取材してくれた記者に聞くと、社内からの連絡はなく、別経由で映画のことを知ったと言われ、電話に出た若い社員は担当者に伝えていなかったことが分かった。しかし、それらの若手社員を攻めても意味がない。近年の沖縄戦の教育が行き届いていないということなのだ。そのためにも今回の作品。沖縄で見てもらう意義がある。

完成披露上映会12月9〜10日、那覇市(県庁前)市民劇場 入場無料


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