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また1人。よく知る人が逝ってしまった。 [2019]

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また1人。よく知る人が逝ってしまった。

俳優の雁龍太郎さんが亡くなった。勝新太郎さんの息子で、お母さんは中村玉緒さん。24年前、僕が監督デビューする前に日米合作ドラマでご一緒し、その後、ライター時代にインタビューをさせてもらい、新橋演舞場に出演された時は、楽屋にご挨拶に伺った。

その後、彼が出演していた映画のメイキングも担当。いつか、僕の監督作にお呼びしたいと思っていたのに。本当に残念。55歳。僕よりも3つ若いのに逝ってしまった。

先日は「朝日のあたる家」以来のおつきあいだったダミアンさんが、夏には静岡県の友人が亡くなっている。皆、50代。同世代だ。まだ、旅立つには早い年齢だと思うのだが、1年に3人も、それもよく知る人たちが逝ってしまった。

僕なんかの方が先に死んでもおかしくないのに、まだ生き延びている。人の死は誰が決めるのだろう? 神様が決めるのなら、何を基準に決めているのか? 原発を日本でスタートさせ、日航123便墜落事件の影の主犯と言われる中曽根康弘は先日、101歳まで生きていたことを思うと、世の中、公平だと感じる。

いい奴が早く死に、世に害をもたらす者が長生きするものなのか? 僕はまだ体の調子が悪いとか、重い病を抱えているということはなく、健康だが、先日、デビュー以来初めてコンサートを中止した矢沢永吉のインタビューを読むと、64歳から体にガタが来たと言っている。あと、6年か.....。無茶できるのも今の内なのか? 

今年の夏はずっと自宅入院状態。3年で2本も映画を撮ると過労死寸前。医者からも「休まないと本当に死ぬよ」と毎回言われる。真夏の日々を寝たきりで数ヶ月。もう、二度と元気に仕事はできないか?と思えたが、しっかり休むと元気になった。今また「ドキュメンタリー沖縄戦」の宣伝で走り回っている。

いつまで生きれるか分からないが、長生きしようとは思わないので、今は「沖縄戦」の成功に全力をかける。「毎回、遺作のつもり」が合言葉だ。過労死しても、友人たちが天国で待っていると思うと不安はない。来週は沖縄だ。


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