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もし、沖縄戦を題材とした劇映画を作るとしたら? [2019]

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もし、沖縄戦を題材とした劇映画を作るとしたら?

と言う話を書いてみる。通常の戦争映画。そのほとんどが軍目線で進む。「トラトラトラ」でも「ミッドウエェイ」でも、「連合艦隊」でも「沖縄決戦」でも主となる視点は軍、軍人である。そのために戦記物と言う感じの物語になりがち。

「ひめゆりの塔」は女子学徒が中心となり物語が進行する。が、あの映画の問題は当時の時代背景を詳しく説明しない。ただ、ひたすら死んでいく若き女性たちの悲しみを謳う。それは間違いではないが、あれではアメリカ軍が情け容赦なく、日本軍はひたすら不甲斐ないと言う印象を受けてしまう。なぜ、学徒隊は悲劇に見舞われたか?を詳しくがいていない。

話が逸れたが、戦争映画はそんな2通りの描き方が中心だ。が、それでは全編が戦争なので高額な制作費が必要になる。先にあげた「ディアハンター」の戦場シーンは強烈だが、意外に短い。映画自体が戦争映画ではなく、ベトナムで狂わされた友人とその仲間の物語。そのスタイルで行けば高額の制作費は必要ない。

イーストウッドの「アメリカン・スパイナー」も戦場シーンばかりではない。むしろ、主人公の家庭が中心。「ディアハンター」と同じで戦争に行ったことで心傷ついた人たちの物語。戦闘の凄さや派手さを楽しむ映画ではない。その方向で行けば、高額の製作でなくても戦争を描くことができるのではないか?



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