SSブログ

どうすれば「考える力」は育つのか? 考える人たちの背景を探ってみよう!=海外生活、ニューヨークの映画? 推理小説? [MyOpinion]

IMG_3197.JPG

どうすれば「考える力」は育つのか? 考える人たちの背景を探ってみよう!=海外生活、ニューヨークの映画? 推理小説?

「日本人は考える力がない」こと何度も書いている。だが、「考える力」がある人もそこそこいる。政府の企みを見抜き、批判、問題点を挙げ、それを伝える。ジャーナリストでなく、一般の人たち。テレビには出ないがワイドショーのコメンテーターより遥かに鋭い意見をツイートする。僕のFacebook友達にもその手の人が多数いる。特にコメントしてくれる人たちは鋭い方が多い。でも、日本の教育を受けていれば「考える力」は育たない。育ててくれない。それでも「考える力」を持つ人はいるのはなぜか?

まず、海外生活をすると考え始める。別の国に行けば嫌が上にも、日本とその国を比較することがあるからだ。あれこれ疑問を感じる。なぜ、日本と違うのか? どちらがいいのか? なぜ、違いが出たのか? そんな考える機会を持つ。ずっと日本にいると、そんな機会はない。世界の常識に反することでも、日本にいると気づかないことが多い。日本人は何かにつけ政府や企業に搾取されているが、当たり前だと思ってしまい、不満さえ持たない。(以前に記事にした)海外経験があれば、そこに気づき、日本社会を客観的に見れるようになる。「考える」きっかけが出来るのだ。

基本、日本人は優秀だ。考える力がないのではなく、考える作業をする教育をされてないだけ。何かきっかけがあれば「考える力」が育ってくる。例えば映画は全てを与えてくるものが多い。特にハリウッド映画。あまり考える力がなくても分かるように作られている。高校時代の同級生でもその手の映画が好きな奴は「考える力」が低かった。

同じアメリカでもニューヨーク派は考えなければならない作品がある。ウッディ・アレン、マーティン・スコッセシ、オリバーストーンらが監督した作品はただ、ボーと見ているだけでは分からない。なので、その手の監督が好きという映画ファンは結構、考えている奴が多い。

映画監督業をやっている僕がいうのも変だが、本を読んでいる人は考える力がある。あれこれ考えながら読まないといけないからだ。説明される情景を思い浮かべ、主人公はどんな顔をしているのか? どんな声なのか?を想像しながら読む。それが考えるということ。特に推理小説が好きな友人には「考える」奴が多かった。「犯人は誰だ?」「動機は何か?」「アリバイは成立するのか?」多角的に物事を見る。テレビの2時間ドラマと違い頭を使う。

マスコミ&広告関係の仕事をする人も「考える」。「この事件はどう切りこむことで伝わるか?」「この製品の良さを伝えるにはどうすればいいか?」とか考えるからだ。相手の立場になり、いろんな方向から考える。学生時代は何も考えなくても、仕事上で考えることを強要される。ジャーナリストや代理店に鋭い人が多いのは、そんな環境であれこれ「考える力」が磨かれるからだ。

ただ、会社や役所に入ると、学校教育で学んだ通りに与えられたことを教えられた方法論でこなすという仕事が待っている。まさにそのための教育なのだが、「考える力」は育たないまま年老いて行く。日常生活で困ることはない。ただ、政府や企業に誘導され、操られていることにも気づかない。搾取にあっていることも知らずに過ごす。こう考えると機会があれば「考える力」は育つということ。その方法について別の機会に考えよう。


69948932_2979017495505868_4069159609456132096_n-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。