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令和時代をどう戦うか?=新しい映画作りの形とは何か? [MyOpinion]

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令和時代をどう戦うか?=新しい映画作りの形とは何か?

自宅入院状態の最終章を送りながら、あれこれ考えている。もう数年で60代。アンビリーバボーだ。50歳になるときも驚異だったが、60歳はかなりキツイ。でも、矢沢永吉は今年70歳。なのに今年も武道館でロックコンサート。そんな人がいると励みになる。

21世紀。令和の時代は過去の価値観では生きて行けない。その話は何度も書いて来た。「与えられたことを疑わずに確実にこなす」人材を育てるための日本の教育ではもう通用しない。僕は幸い、そのベルトコンベアーから外れた存在なので、勉強せずにあれこれやったことが現在、役に立っているが、もっと若いうちにやっておけばと思えている。落ちこぼれだが、教育に矯正されたものを多々感じる。

昔からそう思って、従来の道ではないアゼ道を歩いて監督業を始めた。6本の映画を撮り、結構評価をされて、作品は皆、そこそこのヒットはした。俳優陣はとても豪華で、日本を代表する有名俳優やベテランが出演してくれている。スタッフも第1線で活躍する方々。

だが、近年、映画会社は制作費を出さない。一番多く出資していたビデオメーカーもDVDの売れ行きが激減している時代。財布の紐が鎖になっている。僕は地方からの依頼が多く、低予算だが続けて監督して来た。が、それもいつまでも続くものではないだろう。そんな時代にどう映画を撮り続けて行くか? 大きな問題だ。

昔は「映画監督になる!」が目標だった。それがデビューできて、「続けて撮る!」が次の目標になる。もちろん、クオリティ下げないも大事。それで6本。その次の目標は何か? 「作品のメガヒット」だろう。でも、メガヒットは作品がいいだけではダメ。宣伝費もかなりかけないといけない。映画館もそれなりのところ。また、時代とのマッチも大事。努力だけでは行かない。

「カメラを止めるな」という作品もあるが、あれは宝くじに当たったようなもの。真似できるものではない。制作費の調達。宣伝でも、これまでとは違う何かが必要だ。山本太郎さんが企業からの寄付ではなく、一般からの支援で選挙を行おうとしている。1億を超えたという。さすがだ。

これは映画でいうとクラウドファンディング。が、制作費だとなかなか集まらない。通常なら1億。低予算でも5千万くらいの費用が必要。そこまで集めるにはAKBが主演とか、固定ファンがいるキャストを起用する等の戦略が必要だ。同じように男の子の人気タレント抱える事務所もあるが、そこは演出にまで口を出すことで有名。そこのタレントが出た映画はヒットはするが、名作と呼ばれるものは1本もない。

どうすれば観客がハラハラ、ドキドキして、泣いて感動する素敵な作品を作ることができ、それを宣伝して多くの人に見てもらうことができるのだろうか? 

これは映画製作だけでなく、通常の仕事も同じ。サラリーマンでも今後は会社改革が進むはず。飲食業でも、通信でも、テレビもラジオも。これまでと同じ方法論、価値観では没落は間逃れない。生き残るための新しい形。あれこれ考えている。


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