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「Zネーション」シーズン2に突入! ハラハラドキドキ、時々感動?! [映画&ドラマ感想]

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「Zネーション」シーズン2に突入! ハラハラドキドキ、時々感動?!

アメリカの連続ドラマは通常。人気がないと、シーズン1で終わる。なので、最終回では一応、物語が完結するようになっている。が、「Z」は「続く」で終わる。

それもめっちゃいいところで終わる。シーズン1の人気が出たので、放送中にシーズン2製作が決定したということ。完結させずに、続くにしたのだ。「ストレンジャー・シングス」も同じ構図で、最終話にはあれこれシーズン2の伏線が貼られていた。

さて、「Z」シーズン2だが、物語というのは同じ繰り返しだと視聴者は飽きてしまう。新しい何か?を加えなけれならない。しかし、その作品の定義からはみ出したらアウト。例えば「007」シリーズの定義。

①主人公はJボンド=イギリスのスパイ。
②悪役は敵国のスパイか、国際的な秘密結社。

これを次回作では地球を狙う宇宙人が悪役!というのはアウト。007の定義から外れてしまう。SFではない、スパイものなのだ。それでいうと「Z」の定義は、

①ゾンビが溢れる未来世界。
②目的はゾンビに噛まれても平気なマーフィーをLAに連れて行き、ワクチンを作ること。
③行く先々でゾンビに襲われるのを、どうやって切り抜けるか?
④支援するのは遠く離れたNSAの基地に一人立て籠もる市民Z
❺「WD」のウォーカーは走らないが、「Z」のゾンビは走る!

主にこの5点だ。「ウォーキングデッド」は①と③は同じだが、②と④❺が「Z」のオリジナル。その違いがないと、単なるパクリになり、先にスタートしたものを追い抜くことはなかなかできない。そこが作品の個性になるのだ。

さて、シーズン2。強化策を考えたようだ。まず、市民Zがマーフィーを捕まえると賞金を出すと宣言。告知してしまう。そのことで、主人公たちはゾンビだけでなく、生き残った市民、賞金稼ぎの連中にも狙われることになる。つまり敵がもうひとグループ増えたのだ。

確かに面白くなる。ゾンビはただ追ってくるだけだが、賞金稼ぎは頭を使い、銃を使い、車に乗り、追ってくる。敵が増えれば2倍面白くなるというアイディアだ。もう一つの新設定はマーフィーの変化。ゾンビを操る能力が備わる。

これはどうかなあ? つまり、ゾンビを味方につけることができるということ。見ていてハラハラすることが面白さに繋がるわけで、主人公たちが強すぎるとドラマは詰まらなくなる。敵を2倍にしても、これでは魅力が半減するのでは? と心配。

ただ、面白くなる展開もありえる。これまではただ、文句を言いながら、同行していただけのマーフィーが力を得てしまった。そのことで主人公グループと対立して、敵に回るという展開。ゾンビを操るのだから、大きな力を手にしている。それでいてワクチンのことがあるので、マーフィーを殺すことはできない。

まあ、見る方はあれこれ想像する。脚本家がその上を行くアイディアを持ってくれば「面白い!」になり、下を行けば「なーーんだ」になってしまう。物語とは作家と読者(観客)の戦いだ。その意味でも「Z」シーズン1はなかなかの展開だったので、今後も楽しみ。今夜はシーズン2の第3話を見る。


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