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「沖縄戦ドキュメンタリー」進行報告 編集再開。手間をかけないと良質な作品はできない? [編集作業]

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「沖縄戦ドキュメンタリー」進行報告 編集再開。手間をかけないと良質な作品はできない?

昨日はナレーション原稿に従い、切り出した証言映像を各パートにはめ込んでいく。と言っても分かりづらい。料理でいうと、人参、玉ねぎ、ジャガイモ等を刻んだものを鍋に入れていく作業。

それら野菜を順番に食べるより、混ぜて炒めれば、一つ一つを食べるのとは違った味わいが生まれるように、映像作品でも、一人の証言を延々と見せられるより、少し話がしたら別の人が話す。という方が飽きずに見てもらえる。それを沖縄戦の戦闘順に並べて行くのだ。

とりあえず、そんな形で並べて5〜6時間のものを作る。そのあとに見やすいように70分位を目標にカットして行く。楽をするならば、並べる段階で

「これは要らないかな〜」

とか判断して削除すれば、改めてカットする作業は要らない。繋ぎ終えた段階で70分くらいのものが出来る。

だが、並べて見て前後の映像を見て生きてくるものもある。それを証言映像のみを見て判断することはできない。時間を節約して、早く仕事を進めたい。クオリティは二の次というのならそれでいいが、僕のやり方は一度全部繋ぐ。そこから短くすることでクオリティーが高まる。

テレビニュースの特集コーナーとかはクオリティより「早さ」が優先させる。作品としてレベルが高いことより、その話題が忘れられない内に放送することの方が大事。それは分かる。が、それ以外のドキュメンタリーでも編集が楽な方法論がよく使われている。ソツなく作られてはいるが、何も感じるものがない作品はその手が多い。

しかし、今回はそれではいけない。お金や労力の問題ではない。働けば働くほど1日の賃金は安くなる。が、大事なことは

「沖縄戦を伝えること」

そのためには楽な編集をすること、時間をかけないことに重きを置いてはいけない。よく聞く話だが、

「このギャラだと、1週間でやらないと赤字だよな」

という感覚で仕事はできない。大事なのは観客に何を伝えるか?なのだ。


沖縄戦ビジュアル3.jpg
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