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沖縄戦ドキュメンタリー製作日記 米軍の戦争はメイキング・スタッフが同行? [編集作業]

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沖縄戦ドキュメンタリー製作日記 米軍の戦争はメイキング・スタッフが同行?

本日も作業。今月は申告の準備。来月は「朝日のあたる家」上映会で時間が取られ、編集に専念できないので、正月の間にも少しでも、前に進めておきたい。

昨日も0時前まで作業。変換も終わり、データの整理もして(これが意外に大変。ダブりがないか? 確認。万が一を考えてバックアップも取る)現在は数十時間ある記録映像を見て、そこから本編に使う部分の抜き出しをしている。

全て米軍が撮影した映像。日本では食べるにも困っていた頃なので日本軍側の映像や写真はない。それにしてもアメリカは戦争に行くのに、スチールカメラマンと映像を記録する班まで同行させていたのだ。映像は16ミリだと思うが、白黒フィルムだけでなく、カラーフィルムでの撮影までしている。

映画で言えば、スチールさんとメイキング。映画撮影で必ず呼ばねばならないスタッフ。だが、本編スタッフだけで予算を超えることが多く、なかなか手が回らない人員でもある。いなくても本編撮るのに影響はないが、あとあと記録のためには重要なスタッフ。戦争でも同じ感覚だろう。

戦闘だけでなく、兵士の日常やオフの日(?)、そして沖縄の人たちの様子も記録されている。それらの映像を今回の作品で使用するのだが、とにかく量が凄い。そこから必要な部分を抜き出す作業を現在している。その作業をしていて驚愕することがいくつもある。

米軍は戦車や戦闘機だけでなく、ブルトーザーやトラックも沖縄まで持って来ている。道を作ったり、壊れた橋を直すためだ。戦争というと道無き道を進むと思いがちだが、彼は道を作り、橋をかけて進軍している(もちろん、泥沼のような場所を進むこともある)さらに、基地作り、墓地作りもする。

そして食料。何と、捕虜のための食料まで用意して来ている。あと、医薬品。それを使って負傷した日本人まで治療している映像がある。

対して日本軍は精神論を掲げ「1人で5人殺せば勝てる!」というようなことを指示、若き兵士たちが敵艦に命を捨てるカミカゼ・アタック(特攻)させていたのだ。当時の映像を見るだけでも様々なことを考えずにはいられない。本日も作業を続ける。

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