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世の中には本当に腐りきった奴らが沢山いる?政治、役所、宗教、企業。巨大組織は必ず腐敗する! [2019]

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世の中には本当に腐りきった奴らが沢山いる?
政治、役所、宗教、企業。巨大組織は必ず腐敗する!

特に映画界には多い。口先三寸で人を騙し、金を抜いて、楽して儲けようとする輩が多い。作品に対する愛はゼロ。感動作を作ろうという気持ちなんてない。だから、できる限りその種の連中とは関わらずに仕事をしている。いくらメジャーな仕事でも、その種の人たち、その種の会社が絡む場合は依頼を断る。

もちろん、本当に素晴らしい映画人もおり、金や名誉のためだけでない仕事をしてくれるスタッフ、キャストもいる。最近、ご一緒しているのは、そんな人たちだ。だから、いいものが出来る。意義ある仕事ができる。

ところが、映画界以外でも腐った連中がいること。ここ数年、思い知った。政界はすでに腐り切っていること。多くの方がご存知。国民のためではなく、自分たちの利益と自分たちを支援する大企業のための政治。特に現政権は「腐り切り」の極致。

「消費税は福祉に使います!」

と言いながら、ほとんどを企業の法人税値下げの穴埋め。これでは企業救済税。庶民を踏みつける行為。だが、そんな腐敗混濁の世界でも、山本太郎のような存在が登場。どの世界にも「思い」ある人もいる。

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だが、役所は特に腐った奴が多い。映画撮影で協力を求める。地元のアピールのための作品であり、むしろ役所が率先して応援してくれそうなものだが、多くは逆。足を引っ張る。邪魔する。余計な仕事をしたくないのが本音。うわべで協力すると言いながら、できない理由を必死で探す。約束してもやろうとしない。だから、最初から何もしてくれない方がありがたい。もちろん全てではないが、多くがそんな感じ。という話をある映画祭の実行委員長に話していたら、別の委員から

「その人は元市長なんですよ」

と言われた。「あちゃー」えらいこと言ってしまったと後悔したが、彼はいう。「監督の言うとおりです。行政では何もできない。民間でやるべきです」やり手と言われた元市長がそう言うことは、やはり役所というのが本当に市民のためになることはできないということだと思えた。

「市民のために我々は頑張ってますよ」

という振りはするが、形だけで何の役に立たない。

「ポスター貼ってPRしました〜」

というが、人通りのない路地に張っている。要は形だけの実績を作ればいいのだ。そして「何もしないため」の努力は物凄くする。そのエネルギーがあれば十分いろんなことができるのに?黒澤明監督の「生きる」の世界は未だに日本の役所では健在。


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沖縄戦と福島の原発事故は同じ構図。地方に犠牲を強いるやり方は今も変わらない。 [戦争について]

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沖縄戦と福島の原発事故は同じ構図。地方に犠牲を強いるやり方は今も変わらない。

沖縄戦を取材する前。こんな風に思っていた。

「アメリカ軍が沖縄に上陸。日本の一部である沖縄を守るために日本軍は戦った。が、米軍は強大で小国日本の軍隊では歯が立たず、おまけに人も武器も十分にないのでボロ負け。米軍は多くの住民をも殺して沖縄を占領した」

ーこの認識は正しくない。何でこんな風に思ったか?映画等で見かけるシーン。防空壕に隠れる住民を米軍が火炎放射器で焼き殺す場面が記憶にあったからか? 日本は軍事大国であるアメリカに量で負けたという印象があったからだろう。

確かに量では負けたが、当時の日本は世界有数の軍事大国だった。ミッドウェイ海戦で多くの軍艦を失ったが、陸軍にはまだ余力があった。にも関わらず、沖縄には32軍のみを配置。その中の主力部隊を台湾に回すななどしている。なぜ、そんなことをしたか?というと本土決戦に主眼を置いていたので、軍を温存したかったのだ。そのために沖縄上陸の米軍50万人に対して日本軍は5万人という信じられない戦力で立ち向かわせた。

その目的は米軍殲滅ではなく、時間稼ぎ。本土決戦の準備をし、天皇を安全な場所に移すのに時間がかかる。そこで米軍に勝たなくてもいい。時間を稼ぎ、打撃を与えて米軍の戦力を衰えさせること。兵士の数が十分でないのに「1人が10人を倒せば勝てる!」と精神論をぶち上げ、14歳から70歳までの住民を戦闘に動員している。そのために住民の戦死者が兵士の3倍という悲劇が起きたのだ。

また、米軍の火炎放射器で焼かれて死んだ多くの住民も、当時の教育が大きく影響していた。「囚われて恥を晒すくらいなら自決せよ」という教え、当時の風潮があり、降参すれば米軍は殺さないのに壕(防空壕、洞穴)に立てこもったことで米軍に焼き殺された。つまり、沖縄は本土を守るための捨て石にされた。時間を稼ぎ、米軍の体力を奪う。全て本土、つまり大本営を守るためだった。


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同じ構図を思い出す。福島だ。大規模な電力を作るために危険な原発を建設した。事故が起こり大きな被害が出た。しかし、福島で作った電気は福島で使わず、全て東京の生活を支えるためのものだった。そのために犠牲になったということ。沖縄戦と同じ構図。いつの時代も政府がやることは同じだ。なぜ、沖縄戦の映画は作られないのか? なぜ、学校で沖縄戦を詳しく教えないのか?事実を伝えたくないという背景があるようにも思える。

そんな沖縄。現在は米軍基地を押し付けられている。米兵による暴力事件。墜落するオスプレイ。毎回、犠牲になるのは沖縄の住民。しかし、沖縄戦と同様に、本土の人間は他人事でいる。全ての始まりは沖縄戦。それを見つめる「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」は今秋に沖縄で完成披露試写会を準備中とのこと。ぜひ、見て頂きたい。


特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI

予告編②=>https://youtu.be/sGFjWg0fo00


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かつてない大型台風が接近ー。そして上映会の宣伝準備開始! [沖縄上映会への道]

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かつてない大型台風が接近ー。そして上映会の宣伝準備開始!

かつてない大型台風が接近ー。そして上映会の宣伝準備開始!

静岡、東京を直撃とのこと。これまでにない強い風と雨。都内の電車も午後からほとんどが運休する。流石に僕もおとなしく部屋で仕事をする。昨日の内に宣伝会議。映画上映のためのパンフレット、チラシ、ポスターのデザイン等を決める。

宣伝会社、デザイナーに集まってもらい、方向を協議。どうすれば地元にみなさんが興味を持ってくれるか? 伝わるか? そして中身が正確に伝わるか?という視点を大切に考える。12月の上映までもう2ヶ月ない! 本来は半年前にスタートすべきことであり、最低でも3ヶ月前だ。それが2ヶ月前まで開始できなかった。信じられない事態。

映画は今年3月に完成。すでに7ヶ月。本当は6月の慰霊の日前後に上映会を予定していたが、それが終戦記念日が目標になり、それも間に合わず、今年中にやらねばというのに、どんどん時間だけが過ぎ、もう10月。多くの地元の方々のお陰ででできた映画。早い時期に披露して、感謝の気持ちを伝えることは筋であり、礼儀である。

夏には12月上映と決めたのに、2ヶ月前になりやっとスタート。バタバタで進み出した。僕は本来、監修をするだけでいいのだが、人手も足りないので、ノーギャラで参加。あれこれ2ヶ月間、作業をする。また、収入が止まる...。が、僕が参加しないと間に合わない。とにかく、今月中に全てを仕上げて、印刷。11月頭にはポスターが街角に張り出されないと意味がないのだ。頑張る。

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