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「ドキュメンタリー沖縄戦」ー教育勅語とはどんな教育なのか? [戦争について]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」ー「教育勅語」とは何か? お国のために死ぬこと、を子供達に教える教育?

日本が向かおうとしている方向と、

沖縄戦当時の日本に類似点が多いことを取材の中で感じた。今の日本は沖縄戦当時、つまり太平洋戦争時に戻ろうとしているようだ。「日本を取り戻す」という合言葉?は「(戦時中の)日本を取り戻す」を省略したものではないかとさえ感じる。

例えば教育。森友学園事件、

思い返そう。今となってはあの夫人の応援で無理やり国から超格安で土地を購入。小学校を開校しようとした籠池元理事長。それが総理に切り捨てられ、逆襲という展開だった。だが、そもそもは森友の幼稚園の異常な教育が注目を集めた。幼い子供に教育勅語を暗唱される。感動しながら見つめる夫人。こうコメントしていた。

「せっかく、この幼稚園で育ったものが小学校に行くことで、壊れてしまうのは惜しい」

教育勅語を教え、育つものとは何か? 政府関係者が「教育勅語を教育の場で使うことは問題ない」とまで発言している。当時は僕もよく分かっていなかったが、沖縄戦を取材しているとき、戦争体験者のお爺さんから出た言葉。それも「教育勅語」だった。彼らはそれを教えられ育ったという。

「親孝行をしよう」「勤勉であれ」

というような教えが続くが、最後の最後には「国や天皇のために死んでもいい」というような文言が出てくる。そう、当時の日本人が「お国のために死ぬ」という思いが強く、多くが戦死、自決した背景はそこにある。戦争前から「教育勅語」で子供達を教育。その思いを植え付けた。それを現代の幼稚園児に暗唱させたのが森友学園。そんな方針の学園が小学校を作る。

応援するのは「日本を取り戻す」の夫妻。

目指すは「9条の改憲」ご存知の通り「戦争放棄」を誓った憲法だ。それを変えたい。そして教育勅語を教える学園の支援。全てが繋がる。

「教育」=>「お国のために死ぬ」=>改憲=>「戦争放棄」を放棄?=>次は宣戦布告?

幸い、その小学校は開校されなかったが、もしあの事件が注目されず、無事開校していたら? 森友がモデル校となり全国に同じ教育方針の小学校が、文科省の賛同の元、次々に作られたのではないか? 

そんな学校で学んだ子供達はどうなるか? 戦前にその教育を受けて沖縄戦を体験した方々の証言。「ドキュメンタリー沖縄戦」に収録。歴史を振り返るだけではなく、日本の未来を見つめるためにも観て欲しい。12月に沖縄で完成披露試写会が準備中とのこと。

特報(動画)=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


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