ドラマ「沈まぬ太陽」第2部第2話見た。悲しみを繰り返さないために出来ること。 [映画&ドラマ感想]
ドラマ「沈まぬ太陽」第2部第2話見た。悲しみを繰り返さないために出来ること。
オープニングから涙が止まらない。映画版は3時間以上あったが、それでも足りないだけの壮大な物語。特に123便墜落事件に関しては表面をなどるだけでは見えて来ないものがある。
534名もの犠牲者を出して、日航はどう対処したのか? ドラマで描かれる以前に、何冊ものノンフィクションを読んでいるので現実をすでに知っている。日航は事故から34年も経つのに未だにブラックボックス(操縦室でのパイロットたち会話が録音されたデータが入ったもの)を全公開していない。
その理由を乗客のプライバシーというが、遺族にも公開していない。データは今も日航の金庫に保管されたままだ。ドラマでもそんな現実が描かれる。家族を亡くした遺族はどんな思いでいたのか? それをドラマはまっすぐに描いて行く。(Netflixで配信中)
原発事故も、沖縄戦も同じだ。被害に遭った人たちより、事故を起こした、戦争を起こした人たちを庇う政府。一体何のためか?誰のためか? だからこそ小説は、ドラマは、映画はそれを描き真実を伝えなければならない。同じ過ちを繰り返さないためにも、その原因が、理由が、背景がどこにあるか?を多くの人たちに知らせるためにも。
その意味で「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」も1人でも多くの人に見てもらう努力をせねばならない。今秋、沖縄で完成披露試写会を準備中とのこと。ぜひぜひ、観て頂きたい!
特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI