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日本で唯一の地上戦があった沖縄。なのに多くの人は興味なし。=どうすれば関心を持ってもらえるのか? [戦争について]

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日本で唯一の地上戦があった沖縄。なのに多くの人は興味なし。
=どうすれば関心を持ってもらえるのか?

毎日、沖縄戦の記事を書いているが、他の記事「れいわ新選組」や「朝日のあたり家」らの話題に比べて「いいね」が少ない。沖縄に関する関心が低い現れた。しかし、何も知らない人に「沖縄に関心を持ちましょう! 沖縄戦を勉強しよう」と言っても「大きなお世話だ」と思われるだけ。原発事故で関心のない人に反対派があれこれ現実を伝えることで嫌がられて、余計に原発関係を避けて通るようになったりする。沖縄問題も同じだ。取材で訪れた時に、若い女性が言っていた。

「辺野古でばあちゃんたちがデモしているけど、本当に恥ずかしい。やめてほしい。だから沖縄のイメージが悪くなる」

聞くと、彼女は辺野古がなぜ問題か?を全く理解しておらず、デモの理由も知らなかった。沖縄の若い人でさえそうなのだ。遥か離れた東京では沖縄でどんな酷い事件が起こっても他人事。まして74年前の沖縄戦となると、単なる過去の歴史としか思っていない。しかし、沖縄戦を見つめることで、過去の悲劇を知るだけでなく、それを繰り返さないための大きな教訓となる。

政府が再び戦争をしようとした時、戦争賛歌の小説や映画しか知らないと「国を守ることは素晴らしい」と賛成してしまうだろう。でも、沖縄戦を知っていれば、地上戦がどれだけ酷いものか?痛感できる。それだけではなく、沖縄戦を知ると、過去だけではなく、現代や未来が見えてくる。戦時中に日本。今と酷似している。そこから今の政府がどこに進もうとしているか?見えてくる。

また、日本だけでなく、アメリカという国もよく分かる。あの国が何を考えて沖縄に上陸したか? 太平洋戦争をどう捉えていたか? それは単に勝つためだけでない、壮大な計画の一環であること。沖縄戦から見えてくる。それは今も残る米軍基地に、朝鮮戦争、ベトナム戦争に繋がる。さらにはトランプの思惑とも関連する。

かつて原発事故を勉強した。そのことで日本という国がよく分かった。大手企業と政府が手を組み、国民を誘導し、自分たちは大儲けししていることが分かった。山本太郎さんも同様で、そこから腐りきった日本を感じ、政治家になり、日本を変えようとしている。その太郎さんの演説を聞き、多くが政治に目を向け始めている。そんな風に原発事故は大いなるきっかけとなった。

沖縄戦も同じくらいに日本という国が見えてくる。「れいわ新選組」支持者なら。すでに目覚めている人たちなら、そこからいろんなことを感じてくれるはず。でも、今は関心度が低い。そのためにはどうすればいいか? で、考えたのは毎日、沖縄戦の記事を書いているが、戦争以外のこと。観光地や食べ物。多くの人が興味を持てるものも取り上げるのはどうか?

そこから沖縄に興味を持ち、沖縄戦にも関心を持ってもらう。そうすれば「ドキュメンタリー沖縄戦」も多くの人が見たい!と思ってくれるはず。沖縄戦と原発は同じ構図だ。知ることで子供達の未来を守ることができる。少しでも興味持ってもらえるように記事を書き続ける。

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


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沖縄といえばシーサー。家の前や屋根にはどこでもシーサーがいる。 [沖縄案内]

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沖縄といえばシーサー。家の前や屋根にはどこでもシーサーがいる。

シーサーの存在を知ったのは子供時代。「ゴジラ対メカゴジラ」部隊は沖縄。

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そこでゴジラと共にメカゴジラと戦うのがキングシーサー。

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沖縄ならでは怪獣。そのシーサー。住宅を歩くとあちこちで、いろんなタイプを見ることができる。

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でも、観光地でない沖縄の戦跡巡りもオススメです。僕が監督した「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」は今秋、沖縄にて完成披露試写会を準備中。ぜひ!

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI



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映画のことしか知らない。それでは映画監督になれないこと実感した頃?=何かを作るということ。経験値が大事。 [思い出物語]

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映画のことしか知らない。それでは映画監督になれないこと実感した頃?=何かを作るということ。経験値が大事。

「太田さんは常識的なことをあまりにも知りませんね?」

帰国後。ライター業をしていた時に編集者さんに言われた。東京で映画監督を目指してスタート頃だ。確かにそうだ。映画のことしか知らない。若い人は知らないと思うが「巨人の星」の主人公・飛雄馬が「お前は野球のことしか知らない、野球ロボットだ」と言われたのを思い出す。(言ったのはオズマです)それは以前にも感じたことだった。学生映画時代。「学生映画を作る映画」が意外にあった。8ミリフィルムで映画を作る話。作り手自身を描いたものだ。上映会を見に行くと5本中2本がそれということもあった。

理由は簡単。映画好きで学生映画を作っているので、映画のことしか知らないから。物語を作るにはその世界を知らないといけない。「ドクターX」なら病院や医療。「龍馬伝」なら幕末や龍馬。時代や業界を知らないとシナリオを書けない。当時、学生映画をやっていた高校生、大学生は学生生活しか経験しておらず、自分たちのやっている学生映画のことしか経験がなかったからだ。

同じことは僕自身にも言える。編集者さんの指摘はそれに繋がるものだった。当時、僕は30歳。あるのは映画の知識。アメリカ留学の経験だけ。普通の30歳に比べて常識無さ過ぎ。スポーツにも、政治にも、全く興味がなかった。この先、監督になれてもこれでは作品を作れない。

もちろん、脚本家という人もいるので、書いてもらったものを監督することはできる。が、自分でシナリオを書き、自分で演出するのが目標だ。このままではダメだ。漫画家の本宮ひろ志さんの言葉思い出す。

「最初は自身の経験を元に漫画を描く。それで描く力が着いたら、あれこれ調べて描く。それを続ければ別の何かが見えて来て、これまでとは違うものが描けるようになる」

最初の経験を元にしたのが「男一匹ガキ大将」だ。その後が「俺の空 刑事編」時代を築いた人の言葉は説得力がある。僕自身はどうか?考えると学生時代は映画をみて、8ミリ映画を作っていただけだ。先の学生映画のパターン。そんな時、当時人気上昇中だったやしきたかじんの話を聞いた。

彼は歌手。でも、これからは映像を知らないと生きていけない。歌だけではダメと、それから毎日1本、レンタルビデオで映画を借りて見る事にした。やがて店のビデオは全て見尽くして、テレビ放送中のドラマを全てタイマー録画。全部見ていたという。そこで気づいた事。考えたことがテレビの仕事に生きた。大阪で人気沸騰。東京進出を始める。

成功する人は皆、努力している。僕はどうすればいいか? 当時放送中だった。「ニュースステーション」と「筑紫哲也のNEWS23」を毎日録画して見た。政治経済、文化、犯罪、ニュースを見てあれこれ把握しようと考えた。1990年初頭のことだ。

その内にテレビだけではダメだ。新聞も購読。あとはきっかけがあれば徹底して調べる。と言っても今、考えると大学の新聞研究部のレベルだったと思うが、それがスタートだった。学校で教わったことなんて役に立たない。やがて、書道、原発、沖縄戦と出会い、徹底取材は続くことになる。



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