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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?③ =事故に疑問を持たないジャーナリストたち? [日航123便撃墜事件]

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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?③
=事故に疑問を持たないジャーナリストたち?

前々から読みたかった「日航123便墜落の真実」。興味深く読んだ。この事故には数々の疑問があること。前々から言われていたが、まさにその通りだ。ただ、この本をそのまま信じるのは違う。情報というのは必ず裏取りをしなくてはならない。自身で調査しなくても別の作家の意見を聞く。別のメディアの報道を読む。文章や表現から背景を読み取る。いろんな方法がある。

この本では断言はしてないが、数々の疑問から国家や自衛隊が何らかの関与をしている可能性が高いと指摘する。事故ではなく事件なのだと。そして、ミサイルが123便を撃墜したと思える情報や証言を数多く上げている。

その取材は非常にきめ細かく、誠意に溢れるものだ。本を書いた動機も、元JALの搭乗員であり、著者の先輩も事故で亡くなっていることがあり。売名行為や商業主義とは思えない。しかし、他の取材記事も確認しようと検索すると以下のものがあった。

【1985年夏「日航機墜落事故」、発生直後に駆けつけた3人が目撃したもの】(週刊現代2016−8ー14)事故現場を取材したジャーナリスト2人の対談ー

米田 事故報告書では、後部圧力隔壁の修理部分に亀裂が生じ、それが引き金になって隔壁に穴が開き、機内の与圧された空気が一気に流れる「急減圧」が発生。それにより垂直尾翼が破壊されて操縦不能となり、墜落したとされました。

藤原 調査初日に胴体の中にしかない断熱材が尾翼の中にたくさん入っているのを見つけました。圧力隔壁が破れないと、断熱材は尾翼には入りません。隔壁が破れたことが事故の引き金になったということを、その時点で確信しました。

米田 いろいろな説が出ました。なかにはミサイル撃墜説なんてトンデモないものもありましたね。

藤原 海上自衛隊が新しいミサイルを試射したところ、それが123便に命中してしまったため、証拠隠滅のために撃墜を命じたが、2発目は外れてしまったという説です。デタラメもいいところですが、これを一笑に付すわけにもいきません。当時出たさまざまな説に対しての反証を報告書に盛り込んだつもりです。

全文はこちら=>https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49441

以上のように事故であることを断定。「ミサイル撃墜説はトンデモない」と指摘する。が、こちらの記事では現場で断熱材を見たというのが根拠。

また、記事を読む限り、事故現場は訪れたが、その他の角度からの取材をしているという記述はなく。断熱材のみでミサイルではないと否定するのは、ジャーナリストとしていいのか?という気はする。

この記事は現場を訪れた記者にスポットを当てたものなので、その他の視点や目撃情報には触れていない。そこから上がる疑問は当然出てこない。それはいい。が、現場を訪れたのであれば、炭状になった遺体を見ているはず。写真を泣きながら撮ったという記述もある。なのに、その記述はない。悲しみに打ちのめされて気づかなかったのかもしれない。

が、あの遺体の写真を見ると(ネットでも良くアップされている)遺体と周り一部だけが黒焦げ。その後ろの木は焦げていない?という写真だった。こちら=>http://www.marino.ne.jp/~rendaico/ainugakuin/zikenzikoco/kokuzikoco/osutakayamazikenco/itaieizoco.html

「ジェット燃料が燃えても人は炭にならない」という事実を知らないにしても、人とその周りだけが黒焦げで木は平気なんてありえない。そこから先の著者が指摘するように火炎放射器という推理は非常に納得する。

ターゲットだけを黒焦げにする。そして火炎放射器で燃やされたものは炭状になる。さらにそれを保持しているのは陸上自衛隊のみであること。その辺の炭のような死体に関しての記述も、この記事にはない。もちろん、事故直後にそこまで気が回らないということもあるが、この記事は事故から31年後のものであり、先の「日航123便墜落の真実」が発売されたころである。

いろいろ感じるものがある。他にもいろいろ読んでみよう。


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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?② =火炎放射器で焼かれた乗客たち? [日航123便撃墜事件]

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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?②
=火炎放射器で焼かれた乗客たち?


前々から読みたかった「日航123便墜落の真実」。この事故にはいろいろ疑問があること。言われていた。第3章まで進む。

乗客の死体が炭状になっていた件。本書の指摘ー航空機のジェット燃料が燃えたためと言われていたが、その熱で人間は炭にはならない。炭にすることが可能なのは、軍用の火炎放射器。それを保有しているのは日本では自衛隊だけ....。

911でもジェット燃料で鋼鉄が溶けて、ワールド・トレード・センターが崩れ落ちたと当初言われたが、ジェット燃料が燃える温度は高くなく、鋼鉄を溶かすことはできない。という話を聞いていたので、本書の指摘は納得できる。

では、なぜ、乗客は焼かれたのか? そして焼かれたのは墜落で死亡してから、それとも墜落しても生き延びていた乗客が焼かれたのか? その理由とは何か? 読み進める。


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「日航123便墜落の真実」あの事故の隠された秘密とは?① [日航123便撃墜事件]

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前々から読みたかった「日航123便墜落の真実」読み始める。この事故には疑問があること。言われているので、ぜひ読みたかった1冊。大きな事件があると、必ず疑問点が言われる。それが単なる憶測の場合。都市伝説の一つのようなこともあるが、いろんな角度から見て行くと、おかしな点が見えてくることがある。911事件もそうだが、この墜落事故もおかしな点がある。

元JALのステュワーデスだった女性が123便事故を独自に調べた記録。かなり詳しく調べられている。何より、ご本人も旅客機に乗務した経験があり。事故機には先輩たちが乗っていたとのこと。その意味では信頼性がある。面白おかしく陰謀論を振りかざすものではないはずだ。

僕も映画製作時に題材を徹底取材する。原発事故、沖縄戦。題材のみでなく、その背景まで調べる。この筆者もかなり調べている。それも元乗務員とは思えぬ鋭さを発揮。真相を追う。証拠や証言も具体性があり、伝聞や噂の紹介ではない。半分近く読み、よく言われる「オレンジ色の物体」の話が出てくる。

週刊誌等では、それらをいかにも!という表現で紹介し、「これが真相だ」というものがあるが、この本はそれらとは違う。先に見たNHKスペシャルとも比較しながら、読み進める。いろいろ見えてきた!


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すぐに「それって陰謀論だよ。現実はそうじゃない」と言う人。政府や企業は喜んでいるかもね? [事件探求]

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すぐに「それって陰謀論だよ。現実はそうじゃない」と言う人。政府や企業は喜んでいるかもね?

日航の123便墜落事故の本を読んだ。本当によく調べている。と言っても著者は元CAで記者でも、刑事でもない。それでもそこまで調べられること。励まされるものがある。僕も昔は、報道を見て疑問に思ってもこう考えた。

「記者でもないし、刑事でもないし調べようないからな」

実際、刑事でも記者でもない人間が関係者に質問をしても「あんた誰?」と言われるのは目に見えている。ドラマ「相棒」の右京さんは「警視庁特命課」と名乗るので、関係者はあれこれ説明してくれるのだ。が、そうでもなかった。聞き込みをしなくとも調査はできる。いろんな新聞記事で読み比べることでも、いろんなことが分かる。

原発事故の取材も新聞記事を読むところからスタートした。その後、あれこれ調べて、とんでもない事実が見えてくるのだが、刑事や記者でなくても真相に近づくことはできる。過去の仕事でも、実際にあった誘拐監禁事件を取材した際には、マスコミで報道されていない事実を突き止めたりした。

話を戻す。そんな123便事件。先の本では自衛隊と政府の関与ー「これが真相ではないか?」と断言はしないが匂わせている。それをネットで検索してみると「トンデモ説」と指摘する記事をいくつか見つけた。共通点は決して真摯に批判し、論理的に否定するのではなく上から目線でバカにする。あるいは「陰謀論」というレッテルを貼り、鼻で笑う。僕の友人にも何かと言うと「陰謀論だね〜」という奴がいる。その背景にあるのは

「スパイや謀略というのはハリウッド映画だけの話だよ」

という発想。実際、裏がないのにあれこれ陰謀が蠢いているようなことを発信するTwitterもあるが、あれこれ勉強すると、映画のようなことは現実に存在する。原発事故を調べた時も、電力会社があんなことをやっていたなんて全く知らなかったし、電子ちゃんが連呼する

「電気を大切にね」

のCMの裏にあんなことが隠されていたのも想像もしなかった。まさか電力会社があそこまで....と感じたのだが、それは単に僕が世間の表しか知らなかっただけであり、映画や漫画で見た陰謀が一般社会でも存在することを想像できなかっただけなのだ。同じように何かにつけ陰謀論と決めつける友人も、経験値にないことにリアリティを持てず、映画で見た事件と同じなので、現実ではないと解釈しているだけなのだ。

その「陰謀論」を英語でいうと「Conspiracy」。それはCIAが作った言葉だそうだ。つまり、本当に陰謀を画策している情報機関が作り出し流通させる。もし、自分たちの陰謀が漏れても、市民は

「それって陰謀論だよ。ハリウッド映画の世界だね」

と解釈して「あり得ない〜」と思ってくれる。それが目的なのだ。実にうまい作戦。その意味で僕の友人はまんまと乗せられているということだろう。もちろん、事実をおもしろ可笑しく脚色して

「宇宙人の仕業だ」「宗教団体が背後にいる」

ということを発信するゴシップ誌やネット情報もある。が、取材をしないまでも、その記事を読めばある程度は真偽が見える。根拠となるものが一次情報か?二次情報化か?

つまり、実在の人物に聞いた情報か?それとも「業界の事情通によると」というスポーツ新聞等がよく使う手か?(どこの誰だか分からない人の証言)それだけでも信頼性があるか?どうか?判断できる。ニュースソースがどこか? 記述が詳しいか?も決め手になる。

そして大切なのは「整合性」だ。さらにこれは誰でも分かる。ミステリーと同じ。その事件で誰が一番得をしたか? 動機は何か? それを考えるだけでも、いろんなことが分かる。その意味で123便墜落事故は数々の疑問があり、矛盾点がある。そこに単なる事故ではなく事件である可能性を強く感じる。

政府や企業は本当のことを言わない。体に悪い成分が入ってもて「健康にいい」と売るのが企業。「国民に寄り添い」と言いながら、踏みつけ自分たちの利益を優先するのが政府である。そんな連中にとって「陰謀論」とは実にありがたい言葉なのだ。

「裏なんてないよ。ハリウッド映画とは違う。現実は地味なもんだよ」

そう思い込んでいる日本人はとても多い。今も

「日本は戦争しないよ。9条があるからね〜」

という人もいる。集団的自衛権が強行裁決されても、戦争しないと信じている人がいる。それは思考停止状態。想像力がないか? 情報を理解する力がないか? その情報自体を得てない人なのではないか?

ぜひ、報道で疑問を感じたら調べてみてほしい。今の時代は簡単だ。ニュースを見てあれ?と思ったら、ネットで検索してほしい。いろんな意見を読み比べてほしい。そこから真実が見えてくるはずだ。


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