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(今夜放送の作品ー劇場公開時の感想)宮崎駿監督はなぜ「風立ちぬ」を引退作に選んだのかー原子力ムラとの決別? [映画&ドラマ感想]

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今までのようなファンタジーではなかった「風立ちぬ」

なぜ、そんな作品を宮崎監督は引退作にしたのか? だいぶん前にそれを書こうとしたが、なかなかチャンスがなかった。編集も落ち着いたので、それを書いてみる。これはあくまでも僕の推理であり、ご本人に訊いた訳ではないので、そのつもりで読んで頂きたい。

まず、なぜ、今回はファンタジーではなく。戦中に飛行機を作る現実的な物語を選んだのか? 宮崎監督はいう「この時代。ファンタジーはもう通用しない」それは凄く納得する意見だった。

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つまり、平和な時代でこそ、

荒唐無稽なファンタジーの世界でドキドキして、夢想することができるが、今の時代。特に311以降は現実がファンタジーを超える困難が続出している。悪夢のような時代。その中でファンタジーを観ることは無意味であるというのだろう。

ファンタジーは現実逃避のジャンル。2時間の間。その世界に浸り、現実の嫌なことを忘れる。映画が終わると平和な現実に戻り。また平凡な生活を送る。だが、映画以上の悪夢が現実の中で続いている。そんな時代に映画館で現実逃避をしていてどうする? 今こそ、厳しい現実を見つめ。どう生きるか?を考えなければならない、映画はその助けとなるべき存在ではないか? 僕は宮崎監督の台詞をそう解釈した。

今は現実を見つめる時代。

劇中では関東大震災から太平洋戦争までが描かれる、まさに今の日本ではないか? 東日本大震災があり、今また戦争に向かって秘密保護法や集団的自衛権を持ち出し「戦争の出来る国」になろうとしている。

そこで「風立ちぬ」とはどういう物語か? 思いだそう。簡単にいうと、飛行機が大好きな設計士の主人公が、大嫌いな戦争が勃発したことで、夢が叶い飛行機が作れるようになる。という物語だ。もう、分かったと思う。物語背景が現実を反映しているように、主人公にも反映がある。

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映画というのは基本、主人公は監督の分身である。監督の思いが主人公を通して観客に伝えられる。その意味でこれまでの宮崎作品は女の子が主人公だったが、「風立ちぬ」では男性なので、宮崎監督自身がダイレクトに投影されていると思える。そうすると、答えが見えてくる。

宮崎監督の発言を思い出そう。

「原発でない電気で映画を作りたい」

と発言したのを始め、彼は反原発を訴えていることで有名だ。そんな彼と「風立ちぬ」の主人公は大きな共通点がある。主人公は飛行機が好きだが、戦争は嫌い。けれど、その戦争のおかげで飛行機が作れる。宮崎監督はアニメーションは大好き。でも、原発は嫌い。けれど、、、、、、、、、そう、スポンサーの多くは原発推進企業なのだ。

あのテレビ局も、あの広告代理店も、皆、推進派。そんな企業からお金を出してもらい、自然の大切さ、子供たちへの思いを語り続けて来た宮崎監督は、まさに「風立ちぬ」の主人公そのもの。この作品を引退作に選んだのも。その思いを描くためではないか? そして引退宣言も。体力的なことより。そんな企業から金を出してもらって映画を作ること自体を止めたかったのではないか? 本当はこういいたかったのではないか? 

「原発推進企業でない会社のお金で映画を作りたい」

だから、映画を見ている間中。宮崎監督の思いを感じ、涙が何度も溢れた。人殺しのための戦争のお陰で飛行機を作れる主人公。原発推進企業のお陰で映画を作れる宮崎監督。本人にとって、こんな苦しいことはないだろう。

だからこそ、終わらせよう。

最後にその思いを伝えよう。それが「風立ちぬ」という作品だったのではないか?






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お返事なかなかできず、すみません。 [2019]

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お返事なかなかできず、すみません。

昨夜は冬のような気温の中。電光石火で4時間かけて業者を往復したりしたので、本日はまた体調が悪い。朝起きてFacebook記事を書いて目を覚まし、そこから1日の作業を始めるのが、記事を書いて朝飯を食べると具合が悪くなることがあり、その後、ベッドに逆戻り。

いろいろお返事したり、連絡したり、お礼を伝えたりせねばならない人がたくさんいるのだが、それができない。1行のメールが書けない。感謝を伝える文章はやはり安易にチョコチョコと書けない。元気な時だと、10分で書けるものが体調不良だとダメ。

そんなわけで、いろんな方。申し訳ないです。本日こそは!と思ったけど、また熱っぽくなって来た。午後に再挑戦してみます。。。。



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ここしばらくダウンしていた。 [2019]

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ここしばらくダウンしていた。

流石に5ヶ月の間、休みなしに編集。おっと、その前に3年間、2本の映画を続けて撮ったので過労死寸前。そのツケを払っている。今月に入ってから、その催促?が凄く、寝たきりで外出できないような状態だった。とは言え「青い青い空」のあとは、テレビを見る気力さえなく、自宅ER状態だったのに比べるとまだいい。

部屋を3年振りに片付けたり、掃除をしたりしたいが、まだそこまで行かない。幸い、申告は昨年の内に準備。税理士さんに頼んだので2月も編集に専念できた。というか、昨年は映画撮影をしていないので領収書の量も少なく助かった。(沖縄戦の申告は来年度)

まあ、それでも休養を取ることも大事。しっかり寝て、しっかり食べて、言ってるうちに新たな展開があり、また3年間休みなしかもしれない。或いはこの先、依頼がなく。映画監督生命はここで終わりかもしれない。どうなるのか?分からないのが、この業界の難しさだ。

でも、今はあれこれ不安がるより、休養だ。読めないでいる本や見ていないDVDが部屋に山積み。今の日本がどうなっているのか? もよく分からない。伝わってくるのは枝野やる気なし!とか、太郎さんが新党立ち上げとか、トランプはどうしているのか?

時代を吹き抜ける風はどこに向かうのか? 日本はどうなろうとしているのか? そんなことを知る時間も大切だ。



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上から目線の批判コメントをする人の背景を推理した? [MyOpinion]

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最近は無くなったが、以前はよく批判コメントが来た。何を考えて、どのような意図で批判するのか? 背景を探ると興味深い事実が見えてくる。そんな一つを紹介しよう。数年前の批判。表面上は論理性を持っているが、憤りが滲み出ていた。そして上から目線。僕が書いた記事について「分かってないなあ」「勉強不足だ」と批判するが、分かってないのはその「友達」の方だった。

その記事。僕の十八番の一つ。映画の題材でもあったのでかなり勉強していた。対して批判する「友達」は専門家や研究でもなく、その種の本を読んでいくつか読んで得た知識のようだ。そして表面的には論理性があるが、その裏に強い感情的なものを感じる。

「勉強不足だね?」「お前は分かってないな!」

だが、勉強不足はその人の方だった。ただ、それを指摘する返事をすれば必ず反論が来るだろう。内容は予想が付く。その手の人は思い込みが強く、自分が読んだ本を盲信していることが多い。

「**ページの**行目に書いてあるんだ! お前も読め!」

てなことを強要しがち。そんな人と議論しても何らプラスはない。そのために以前から「誰にも返事はしない」というルールも作り、お伝えしている。だから、そのままにしておいた。それから数日。また、別の記事に批判コメントが来た。やはり表面的には論理性がある。が、上から目線。一体、どんな人なのか? 

興味を持ち、背景を知るために「基本データ」を見てみた。驚いたのは有名な大学を出て、有名な企業で働いている。妻や子もいるようだ。社会や政治にも関心があり、教養もある。特殊な団体に所属したり、崇拝していたりもしていない。

そんな人がなぜ、何度も噛み付いて来るのだろう。もし、思うことがあるなら自分のFacebookで記事にすればいい。批判でも皮肉でも書くのは自由。それを人の記事にコメント。それも「返事はしない」という傲慢な奴(私です)にコメントするのはどういう意図なのだろう?その人の記事をいくつか読むと、自分が非常に優れていることを遠回しにアピールしている。

「俺はその辺の奴と違うんだよ...ふふふ...」

というプライドを感じる。有名大学を卒業、大手企業にも務めているので、その辺は理解できる。でも、その大学に企業に入れるほど優秀というより、

「俺は優秀なんだから、当然....」

という思いもあるようだ。もしかしたら、現状で何か、不満があり、会社内で認められない。評価が低い等のことで憤りを感じているのではないか? 或いはクビになった。

「なぜ、俺の優秀さが分からない! 世の中、馬鹿ばかりだ」

と思っているかも。実際、一般人を馬鹿にする記事もいくつかある。ほとんどの記事は上から目線だ。そんな人がたまたま僕の記事を読む。

「映画監督? 有名じゃないけど、どんな奴だ?」

と友達申請をした。自分と見解が違う記事があった。「分かってないなあ。教えてやるか?」とコメントする。数日後、また同じような記事がアップされていた。皮肉たっぷりの批判をコメント。

なるほど、見えて来た。やはり彼は強い不満を抱えている。だから自分を高いところに上げて、上から目線で批判=本人としては教えて上げているという意識=そのことで、自分が優れていることを確認する行為になっているのだろう。

無名とは言え映画監督の記事を批判する。Facebookの「友達」は当時でも4000人近い。コメントすれば多くの人が読む。そこで監督を論破すれば、自分の優秀さを多くの人に伝えられる。賛同の「いいね」もたくさん付くだろう。それが自身のFacebookで書かず、僕の記事にコメントする理由ではないか?

だが、その手の人たちを相手にしても得るものはなく、時間が勿体無いだけだ。何より彼のコメントは多くの読者を不愉快にさせる。コメントは削除。「友達」からの外れてもらった。ただ、その手の人はそこそこいる。

「俺は優秀だ!」「エリートだ!」

「なのになぜ、評価されない!」「世の中馬鹿ばかりだ!」

大切なことは、では、どうすれば自分の優秀さを認めさせることができるか? 評価されるか?を考えることであり、社会を批判したり、他人をバカ扱いしても解決はしない。Facebookにコメントしても無意味。そして

「俺は優秀だから、評価されるべき」

という発想自体が、学校という中でしか起こり得ないことだと気づいていない。社会に出るとそうはいかない。これからの時代は学校教育で優秀だったものに厳しい。与えられたことしかできないからだ。それを理解せず「なぜ、評価されない」と思っても答えは出ない。その種の人たちもまた日本型教育の犠牲者なのかもしれない。



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時代に逆行する大きな組織。お役所的な会社は時代に淘汰されて行く? [MyOpinion]

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時代に逆行する大きな組織。お役所的な会社は時代に淘汰されて行く?

さる会社がある作品の試写会をやると連絡があった。それはいいことだ。と思っていたらDVDをプロジェクターで上映し大きな会場で見るというので驚愕!何を考えているのか?

DVDなんて4.7Gのデータ量。そんなものを大画面に映してどうする? 結果は見えている「この作品。画面が暗い。画質が良くない」とDVDであることを考えずに言い出す。担当者はある程度分かっており、それを懸念するが、組織の誰もその種のことを理解しない。

ブルーレイを作ることを提案。数万円でできる。そうしたら、「費用を会社から出すには様々な書類が必要で、見積もりが必要」という。1枚のBDを作るために見積もり!ヘッドフォン買うときに店に見積もり頼むか?その程度の額だ。あれこれ説明して、僕が東京でブルーレイを作ることにする。

夜、6時に出発。自宅から2時間の業者を訪ね、交渉。作業をお願い。そこから2時間かけて帰る。終電車となる。現在のデジタル技術の進歩は物凄いものがある。僕も分からなくなる。しかし、DVDで上映ということを平気でしてしまう。それを疑わない。BDを作るだけで、あれこれ書類を必要として、すぐに対応できない。そんな組織には疑問を感じずにはいられない。

しかし、役所を始めそんな組織は意外に多い。デジタルに詳しくないということではない。無意味なルールやしきたり。時代から置いて行かれることをあれこれやっている。小回りが効かず、大きなチャンスを逃す。自分で自分の首を絞める。考えると東芝やシャープ問題もそうだったが、新しい時代に大きな組織は対応できないのだろう。

こうして時代に到達されて、大企業も崩壊して行くのではないか?それは新しい時代にとっていいことかもしれない。



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Facebookーいろんな人から友達申請。中にはこんな人も???ビックリ。 [2019]

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いろんな人から友達申請。中にはこんな人も???ビックリ。

昨年暮れから百人以上Facebook「友達」が増えたが、申請はそれ以上にあった。承認しなかった代表は、セクシー美女の写真を自己紹介に貼ったもの。これは明らかに風俗業者。「承認」した後にメッセンジャーでこんな連絡が来る。

「せっかく友達になったけどFacebook辞めることになったの。LINE教えるからそっちに連絡して[黒ハート]?」

この段階で怪しいが、そこに連絡した友人がいる。それから風俗系の連絡が毎日、入るようになったそうだ。なるほどそういう手なのか。あと、アラビアからの申請。米軍の軍人から申請。これらも怪しい。アラビアの背景は調べたが、軍人は分からない。何にしても問題があるので、以上の人たちの申請は承認しない。明らかに僕のことを知らず、「誰でもいいからアタック」というのは裏があるはずだ。

それが最近、新手の???の申請が増えている。正体は明快。セールスや業者だ。多分「友達」数の多い人を探して申請。商品を売りつけたり、シェアして宣伝してもらったりしようという目論見だろう。タイムラインの記事が全て商品説明とか「こんなに儲かりました?」というものばかり。

特にそういう業者と親しくなりたい気持ちはないし、僕の映画や記事に興味を持ってくれているわけでもないので、その手の「申請」も承認しない。あと、それ以外でも顔写真も記事もないものも承認しない。例えイヌの写真でも、ピカチューでも貼ればいい。それすらせず、記事も書いていない。その程度の努力をせずに友達申請というのは怪しい。

先のセクシー写真系の申請も、最近は巧妙化して、いかにもセクシーではなく、普通のOLや女子大生に見える写真をプロフィールに貼り申請してくる。友達とはしゃぐ写真をタイムラインにあげていたりする。普通のOLだな?と「承認」すると、メッセンジャーに先のような連絡。この段階でアウト。即、友達から削除。

あと、タイムラインに記事が少なく、気になるが男性だし、顔写真もあるし「いいか?」と承認すると、タイムラインに記事がズラーと出る。「友達にのみ許可」モードにしてあったのだ。それら記事のほとんどが中国、韓国批判。いわゆるヘイトの連続。即「友達」削除。なんでそんな人が申請してくるの? 何か文句を言いたかったのだろう。いろんなことがあり興味深い。


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