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資料代をケチってはいけない。ヒット作を産見出すには大量の資料が大事? [「沖縄狂想曲」]

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資料代をケチってはいけない。ヒット作を産見出すには大量の資料が大事?

リハビリしながらも少しばかり?仕事をしている。が、つい休むのを忘れる。先日も書いたばかりだが、土日祝日を休まずに仕事するので疲労困憊となり、最後は過労で倒れる。だから、せめてリハビリ期間は週1日は休もうと思った。が、気づくと先日の祝日も昨日までの週末も休まずに仕事をしていた。ま、大したことはしてないのだけど。

そのせいで本日は午後から疲れが出て、仮眠。でも、それで元気になるとまた仕事をしてしまう。今は資料の読み込みが一番の作業なので、大したエネルギーは入らない。だが、ただ読むだけではなく、その内容を理解し、把握せねば意味がない。何でもいいから読めばいい!ということではないのだ。

1日で30p読めたとしても把握し、自分の知識にできなければ無意味。それなら10Pにして、あれこれ考える。その事実に似たことを思い出し比較。その事実を反対の立場から見るとどうなるか?を想像。いろんな形で理解し把握する。疑問に思うことがあると調べる。そのために別の本を読み始め、本来読んでいた本がなかなか終わらなかったり。

しかし、1本の映画を作るにはあれこれ勉強することが大事。どうも、日本映画やドラマはその辺を疎かにして、技術だけで物語を作ってしまうとことがある。後輩には映画と同じ題材の漫画を1冊読んだだけで、監督した奴までいる。究極の手抜き作品。でも、ドラマならまだいい。ドキュメンタリーを作るときは、やはりあれこれ調べなければならない。

「ドキュメンタリー沖縄戦」は何も勉強せずにゼロからスタートした。むしろ知らないことで先入観なしに作れた。が、通常の作品はそうは行かない。知った上で取材する。知らないことに出会えばまた調べる。それが大事だ。

なのでかなりの量の資料が必要。漫画本1冊という訳には行かない。資料代だけでかなりの出費になる。制作会社というのは、それを嫌がるところが多い。目に見えないことに金を使いたがらない。が、それは最悪。ドキュメンタリーでも劇映画でもできない。最低百万以上は資料代だ。というとPに怒鳴られる。が、知らないと描けないのだよ!

だから、僕が映画を作るときはマイプロジェクト・チームで作る。もし、資料代が底を突いたら、自分のギャラを削ってでも資料を買う。「沖縄戦」のときも、それでギャラが信じられない額になった。が、観客を満足させる作品を作るのが使命。資料代をケチって、中身のない映画を作っても意味はない。

あの司馬遼太郎。歴史作家の。例えば彼が幕末の物語を書くとき、神保町の古本屋から、その時代の資料が全て消えた!と聞く。自身のベストセラーで入った収入を全て注ぎ込んで、手に入る限りの資料を集めたらしい。だからこそ、次の小説もベストセラーになり、今も読み継がれる作品になったのだ。資料は大切。でも、読むのは大変。

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