SSブログ

戦争はなぜ始まるのか?なぜ推進されるのか?=その背景を知ることが戦争を止めることになる [戦争について]

74591907_3184165541657728_5972235695345893376_o.jpg

「グリーンベレー 」はベトナム聖戦を謳った映画だった。が、あの戦争の本質は聖戦ではなく、他国のトラブルに介入。より揉めてより悲惨にしただけだった。多くのアメリカ人も死んだ。しかし、アメリカはその後も「世界の警察」を名乗り、他国の戦争に介入を続けた。介入と言うより、実はアメリカが因縁をつけたり、裏で画策して起こした戦争がほとんど。そのことで軍産複合体が儲かる。そのために10年に1度、アメリカは戦争を続けてきたのだ。その世界の警察を止めようと言うのがトランプだ。他国のことはもういい。アメリカファースト。アメリカのことだけ考えようと言うのだ。

そのために、火種のある国を抑えてしまい、戦争が起きないようにする。それがトランプが進めて来た方針。北朝鮮外交はまさにその一つだった。話が逸れた。「グリーンベレー 」のように戦争を推進するために、当時の世論が反戦に進んでいたのを止める意味で作られた映画だ。が、方向は違うが日本映画も似た問題点がある。80年代以降に作られた日本の戦争映画。いや、その前の時代からもあったが、一言で言うと「日本人は被害者だ」と言う作品が多い。もちろん、広島原爆では完全に住民が被害者だ。ただ、真珠湾奇襲はどうか?考えると、日本軍が加害者であり、アメリカ人が被害者となる。

そのアメリカは数年前に「パールハーバー」を作り、日本人が奇襲攻撃をしたことで多くが犠牲になったことをアピール。日本では朝ドラで日本が戦争でどれだけ酷い目にあったことを描く。共に「私たちは被害者」と伝えている。だからと言って「日本人は加害者です」と描けばいいと言うことでもない。軍の酷さは「人間の条件」「戦争と人間」でも描かれている。「兵隊ヤクザ」シリーズでもいかに日本軍は理不尽であったかを繰り返し伝える。が、あれこれ戦争を勉強していくと、「どちらの国が悪かったか?」と言うことではないと思える。

戦後の教育はGHQの方針もあり「日本が悪かった。軍が暴走した」と教え、日本人を2度と戦争させない教育が行われた。が、近年の「戦争論」(小林よしのり著)等は「爺さんたちは勇敢に戦った!」と賛美する作品だ。ただ、戦中を美化しても見えて来ないもの。そして戦中の軍事教育もダブる。この本の影響で多くのネトウヨも生まれた。

平和学習等では今も「戦争はいけない!」「戦争は反対」と伝える。「戦争反対」と100 回叫んでも戦争は止まらない。「戦争」=「いけない」と覚えても簡単に覆されてしまう。その原因を国民が知り、自分で理解することが出来ていない。「悲しみを繰り返さないため」だけでは止められないだろう。


スクリーンショット 2020-08-11 16.55.35.png
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。