究極の不幸に陥らなければ、現政権の問題を理解できない日本人？＝コロナで、ついにその時が来てしまった。

究極の不幸に陥らなければ、現政権の問題を理解できない日本人？＝コロナで、ついにその時が来てしまった。


「あの人以外なら誰が総理になってもいい」というと「それではダメだ！」という友人がいる。「石破が総理になると安倍より酷い軍国主義になる！」「枝野には政権維持する能力がない！」「山本太郎は若すぎる！」とか、あれこれイチャモンをつける。彼はもちろん今の総理がいいとは思ってないが、それでは「代わりがいないので、続投」という人たちと同じになってしまう。

選挙に行かない５０％の人たちも、同じような発想ではないか？　彼らを満足させるには完全無欠のヒーローでなければならないのだろう。だが、そんな政治家。世界中を探してもいるのか？　ただただ、理想が高いだけで現実を理解していないような気がする。

よく言われる比喩だが「猿がバスの運転をしていたら、すぐに降ろして誰かが運転をするだろ？」というが、まさにそれ。乗客で大型の免許を持つものが....いなければ普通免許でもいい。いやいや、免許がなくても人間ならいい。というのが通常の判断。猿が運転しているよりいい。

だが、友人は「石破はダメ。枝野もだめ。山本太郎も難しい」と文句をつけるばかり。あの人が猿以下だということが理解できていない。猿なら誰が見ても「運転できない！」と分かるが、下手に人間の格好をしているから始末に悪い。また、変に日本語を話せるから誤解されるのだ。

それは猿以上に始末が悪く危険。麻原彰晃やヒトラー。チャールズ・マンソン（タランティーノの新作参照）が、それぞれの組織でトップにいたから惨劇が起きた。猿なら地下鉄サリン事件やシャロンテート事件は起こさない。つまり、猿より危険ということ。そこを理解していないから「石破はダメ。枝野もダメ」と言える。あの総理より猿の方がマシ。猿より石破や枝野方がずっとマシなのだ。

選挙に行かない５０％も彼に近い発想なのだろう。「完全無欠のヒーローが出て来ない限り、俺は認めないぜ！」ということであり、その思いが現政権を支えていることに気づかない。だが、今回のコロナウイルスで、あれこれ気づくのではないか？政権はコロナを防ぐことができない。むしろ拡大に力を入れている？多くが大変なことになる。

入院。隔離。死亡。失業。倒産。自殺。日本はガタガタになる。多くの国民が職を奪われ、健康を損なう。そのことで５０％は現政権を存続させてはいけないことに、初めて気づくのではないか？　そこまで行かねば分からないのだろう。だが、そこまで行かねばならない時が来てしまった。だったら、この機会に気づいてもらおう！

コメント 1

「でんでん」だの「募集はしないが、募ってはいた」という
のが、たまたまの言い間違いではないということ、現在の
新型コロナ対策の迷走ぶりでも明白ですのに、よく命を預ける
気になる人がいるものです。

政治が国民の命を左右するということが、これほど分かり易く
明確になることも滅多にありません。最善の対策はまずトップを
挿げ替えることしかありえない現状・・・

投票棄権の５０％の人たちは、政治がどうあれ、
どうにか「生きてられる」ということで危機感を持てない、
自分の周囲だけを見て生きてる分には困らない（ように思える）、
という人も多い気がします。

が、原発や戦争の足音、小刻みに上昇する消費税などにはピンと
こなかった人たちも、今回の新型コロナ騒動には

身の危険！を感じる、頭上に降りかかる火の粉、と捉えうる
機会となっているはず、と、私も期待しています。そしてそれが

投票に結びつかない限り！この政治劣化の勢いは止まらないこと。
これを思えば、気づいている人たちが、まず身の回りにいる
投票に行かない人たちへ諦めることなく、働きかけていくことも
肝要であろうかと思っています。

今回の補償の在り方、現政権が国民をどう見てるのかが顕著です。
”支配の対象”　でしかないものには、極力、金を使いたくない、
ということが、他国との対照でもありあり。

国民を「支配の対象」と見る政治家、
「奉仕すべき対象」とみる政治家・・・

現状はリトマス試験紙のように区別がつきやすく
多くの有権者にとって、次の投票へのよい参考になりそうです。
怪我の功名があるとすれば、現政権の正体（命よりも利権！）を
露わにしてくれたことではないかと。

by 早田 快人 (2020-04-05 20:13)