コロナ騒動は戦争。未だに気づかない日本人も多いが....戦争なのだ。

コロナ騒動は戦争。未だに気づかない日本人も多いが....戦争なのだ。

戦争中ってどんな風だったんのだろう？　昔からよく考えていた。もちろん、初期、中期、後期と違うだろうが、「ドキュメンタリー沖縄戦」の取材で多くが他人事であったことを知り驚いた。今から75年前の4月1日。アメリカ軍は沖縄の読谷村に上陸。１９４５年のことだ。真珠湾奇襲は1941年。戦争が始まりすでに4年が経っているのに当時を知る人たちは「自分には関係のないことと思っていた」と語っていた。

やがて、アメリカ軍が上陸して来て、戦闘に巻き込まれ、他人事ではないことを痛感したというが、沖縄の人に関わらず、それが一般的な感覚なのかもしれない。というのは、現在、問題となっているコロナウイルスも同じ状況だからだ。2月にこんなツイートを見た。「コロナを怖がって自宅に籠るのは、交通事故を恐れて家を出ないのと同じ」そんな認識の人が多かったはず。

こんなツイートも多数流れた。「よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね」この発信者のアカウントを見ると全てネトウヨだった。つまり、オリンピック開催をゴリ押ししていた政党の指示で動くグループ。「感染は少ない。日本は安全」をアピールしたかったのだ。しかし、そのツイートを見て「そうだよね？　俺の周りにも患者いないし！」と同調した人も多かったはずだ。

偉そうなことを言う僕も、実情を知ろうと、あえて人混みに出かけたり、満員電車に乗ってみたりしていた。これも危険性を強く感じていないから出来る行動。それが3月に入り、ジワジワと危機意識が広がり、街がゴーストタウンのようになった週末。だが、3月の三連休のようにコロナ何処吹く風で、人でごった替えした時もあった。

外出自粛を都知事が要請してからも、居酒屋、パチンコ屋には客がいた。情報番組がインタビューすると「俺は免疫から大丈夫。そう信じている！」（新型ウイルスだぜ？）「知人の店が客来ないでピンチなので、飲みに行って応援したい」とか「ちょっとビール飲みたくて〜コロナ。大丈夫でしょう？」と言う声が聞かれた。

コロナは単なる疫病ではない。もはや戦争と言える状態。2月に習近平は「人民戦争」と呼び（僕も当時は大袈裟だと思った）トランプも先日「もう戦争だ！」と発言した。「マスクを２枚配布します」なんて言うのは日本の首相だけ。見えないミサイルが飛ぶ戦争状態。が、日本人の多くはまだそれが分からずにいる。そんなとき、思い出したのが先の沖縄戦体験者の言葉。こんな風にして戦争は始まるのだろう。やがて人々は思い知るのだが、75年前の過ちを現代の日本人も繰り返しているように思える。