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3つ上の先輩監督が亡くなった=この先、10年の人生を考える。 [MyOpinion]

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3つ上の先輩監督が亡くなった=この先、10年の人生を考える。

心に染みる映画を何本も作っていた監督が亡くなった。お会いしたことはないが、写真で見るとひと世代上の先輩だと思えていた。が、僕より3歳上なだけだった。コロナではなく原因は別だが、監督業はストレスが多い上に、健康に悪いことばかりしている。尋常でない無理もせねばならない。

体も心もボロボロになる仕事。経済的にも不安定。何の保証もない。映画が大ヒットしても監督に歩合は入らない。映画のみで生活できる監督は日本に5人ほどしかいない。体を壊してリタイヤする人もいる。僕もいつ死んでもおかしくないだろう。

もし、その先輩監督と同じ歳に死ぬならあと3年の猶予しかない。平均寿命をマットーして80歳まで生きるとしても、体力的に70代はどうか?という気もする。もちろん、黒澤明監督は75歳で「乱」を撮り、82歳で「まあだだよ」を監督している。が、僕の場合。そこまで体力が持つだろうか? それ以前に映画は撮りたくて撮れるものではない。依頼がなければアウト。

そんなことを考えると、持ち時間はあと20年。振り返ると初監督作「ストロベリーフィールズ」の準備を始めたのが2000年5年。そこから休みなく映画製作が続いた。今年で20年。それと同じ年月がこの後に残されているということだ。ただ、この20年間の体力や気力は期待できない。その20年が僕の人生にとって最後の戦いとなる。

監督業を始めてからは死闘の連続で、振り返ったり、将来を考える余裕は全くなかったが、コロナ騒動で考える時間ができた。計算すると、あと20年。病気や寿命が短いことを付加すると、あと10年かもしれない。いや、コロナに感染して今年で人生終わりかもしれない。でも、まあ、あと10年は何とか頑張れるだろう。ただ、一つ気がかかりなことがある....続きは次回に。


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