「ドキュメンタリー沖縄戦」を観た=「衝撃を受けた。追い込んだのはアメリカ軍よりも日本軍だった」 [沖縄戦ー感想]
「ドキュメンタリー沖縄戦」を観た=「衝撃を受けた。追い込んだのはアメリカ軍よりも日本軍だった」
(50代会社員 男性)
衝撃は2つある。
まずは映画の内容そのもの。これほど過酷で悲惨なできごとがあったのか、と。多くの民間人がこんなにも悲惨な追い込まれ方をした後、命を落としたのかと憤りを感じざるを得なかった。
しかも追い込んだのはアメリカ軍よりも日本軍だったという事実。日本という国自体が人命を尊重せず戦ったゆえに起こった悲劇を直視するのは厳しいものがあった。
もう一つの衝撃は
これほどの悲劇を全くと言っていいほど知らずにきたこと。沖縄で戦闘があったことや多くの民間人が命を落としたことは何となくは知っていたが、あまりにも漠然と知っていた程度であったことが衝撃であった。
沖縄戦と言えば「ひめゆりの塔」が有名だが、
その他にどんなことが起こっていたのか知らずにきた。「ひめゆりの塔」が最も悲惨な出来事だったから有名なのだろうと思っていたが、全くの誤りで悲惨な出来事はあちらこちらにあったのだ。
なぜ知らなかったのか。思い返すとマスコミは今までほとんどこれらを取り上げずにきたのではなかろうか。昔からあまり取り上げられることがなく、すっかり風化してしまったのではなかろうか。
そんな現代に突然現れた「ドキュメンタリー沖縄戦」を観て衝撃を受けない人はどれだけいるのだろうか。そんなのとっくに知ってたよ、と言える人がどれだけいるのだろうか。風化する寸前に形にしてくれた製作者はとても意義のある仕事をしたと思う。
軽々しく「戦争」と口走る若い国会議員
が現れてしまった現代こそ、この映画の持つ意義は重い。今こそ戦争がどれだけ悲惨なものか疑似体験することが必要な時代なのだろう。
予告編=>https://youtu.be/ftxymqbKWk8
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