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どうすれば沖縄戦に興味を持ってもらえるのだろう?  [沖縄の現実]

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どうすれば沖縄戦に興味を持ってもらえるのだろう? 

先日、アップした予告編もアクセス数が非常に少ない。長い文章がある記事より動画の方が絶対に見やすいはず。なのに「いいね」が少ない。「俳優業」についての記事はそこそこ「いいね」が来るのは、やはり芸能や俳優に関心があるからだ。

沖縄戦は単に歴史を学ぶと云うことだけに終わらない。

もちろん、歴史の1ページを知ることも大事。太平洋戦争で東京に大空空襲があり、広島、長崎に原爆が投下されたことは広く伝わっているが、沖縄戦で何が行われたか?はほとんど知られていない。映画や漫画、小説にもあまりなっていない。

一つには伝えにくさがある。原爆はアメリカ軍が落とした。多くの日本人が死に、傷ついた。世代を超えて被曝の被害が続いている。その話を聞けば原爆は良くない。それを落としたアメリカ軍は酷い。被曝した方々は本当に気の毒だと思う。

ところが沖縄戦は単純にアメリカ軍が攻めて来て、住民が殺され、酷い目にあったと云うことではない。日本軍、日本政府、当時の大本営にも大きな責任がある。責任どころではない。非道と云うべき判断の連続。一言で言うと沖縄住民を見捨て、見殺しにしたのである。触れて欲しくない人たちもいるだろう。

歴史を知ることも大事だが

沖縄戦を見つめることで様々なものが見えてくる。「戦争」とはどう言うものなのか? 戦争映画では勇敢な兵士、犠牲となる哀れな住民というお涙頂戴な構図で描くものが多い。また、軍部目線で戦闘の経緯ばかり紹介するもの。そんな映画を見ても「戦争」とは何か?は見えて来ない。戦争が把握できないからこそ、集団自衛権や特定秘密保護法が強行採決されても平然としていられるのだろう。

日本がこのまま戦争に突き進んだとき、戦場に行くのはあなたではなく、あなたの子供達。孫たちなのだ。だから、あなたが戦争とは何か?を知って欲しい。多くの人に伝えてほしい。それがこのドキュメンタリーを見て頂く意味になるはずだ。戦争は勇敢なものでも、国を守ると言う美しい行為でもない。その事実を映画でお見せする。12月に沖縄で完成披露上映会を準備中。

予告編=>https://youtu.be/sGFjWg0fo00



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JUNKO FUKUDA

50代戦争を生きた祖母の関わりから、子供の頃から1000層記録の書物ばかり読み漁っていました。現沖縄在住です。
今の日本人にとって戦争とはその記憶に記される事もなく、学問の一部でもなく(殆ど学校では教えられません)興味の対象でもない。虚像のなかにある絵空事。
今の日本人に語りかけるのは本当に難しい事。淡々と事実を伝えていくか、マーケティング戦略として、多くの人に知って欲しいか……それによってアプローチは違うかと思います。
どちらにせよ、この作品は海外に向けて発信される事をお勧めします。
真剣に歴史を振り返ろうとする方々や、知ろうとする方々に響く事だと思います。そしてそれらが、その後、彼らの生きる道に繋がるのでは?
沖縄上映楽しみにしています。
by JUNKO FUKUDA (2019-10-14 12:26) 

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