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映画で悲しみを見つめることで、人は大切なことに気づく? [MyOpinion]

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映画で悲しみを見つめることで、人は大切なことに気づく?

映画の役割って何だろう? 日常生活では経験できない、ハラハラドキドキできる。感動で涙が止まらない。大笑いして嫌なことを忘れる。いろんな役割がある。「悲しみを伝える」というのもあるだろう。最愛の人を失った悲しみ。時代に翻弄される悲しみ。夢破れた悲しみ。病に犯される悲しみ。災害に巻き込まれる悲しみ。映画を見ることで様々な悲しみと向かい合う。

映画を通じて悲痛な体験をすることで、いろんな現実を知る。悲しみと対峙する人の気持ちを知る。その姿勢に応援される。悲しみとは出会わないことが大事だが、起こってしまった悲しみを見つめることで人はいろんなことを学ぶ。友人の死によって、家族の死によって、生きて行く意味を知る。

悲しみと対峙する時、人は「どう生きるべきか?」「本当に大切なものは何か?」を考える。映画の役割はそこにもあるはずだ。「朝日のあたる家」では原発事故を描いた。福島の人たちがどんな思いでいるか? 少しでも伝えたかった。故郷を失った人たちの悲しみ、体を蝕まれる子供達、そして政府や企業のあり方を考える。新聞やテレビでは分からないものが映画では伝わる。

今回は「沖縄戦」だ。74年前に日本で唯一の地上戦となった沖縄。そこで行われたのは戦闘だけではない。教科書には書かれていない理不尽と、苦しみと、葛藤、そして絶望。なぜ、沖縄の人たちはあんな目に遭わなければならなかったのか? それだけではない。そこから見えてくる様々なもの。政府のあり方。軍というもの。アメリカの思惑。全てが現在につながる。

そして何より戦争とはカッコいいものではない。地獄という言葉では弱い、殺戮の連続。そこには正義も愛も存在しないこと。沖縄戦を見つめると戦争とは何か?が分かってくる。だから「沖縄戦」という「最悪の悲しみ」を見つめてほしい。「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」は本年中に沖縄で完成披露試写会をすべく準備が進んでいる。日時は決まり次第に発表。乞うご期待。

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


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