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ドラマ「沈まぬ太陽」第6話7話見る。他人事でない怒りが沸き起こる。 [ドラマ感想]

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ドラマ「沈まぬ太陽」第6話7話見る。他人事でない怒りが沸き起こる。

15年ほど前に原作を読もうと思ったのは、1本の映画製作が終わった頃だった。その本が「沈まぬ太陽」。ただ、今、読むべきではないと思えた。僕が終えたばかり映画製作体験と物語がダブりそうで、耐えられないかもしれない。と思えたのだ。

その映画を作った製作会社は作品に対する愛が一切なかった。経費を削減していかに自分たちの利益を出そうか?しか考えていない。僕が企画、製作費も集めた作品。それを会社側は誤魔化し、すり替え、脅し、威圧、嘘、ありとあらゆる手を使い、作品を曲げようとした。金を握り、権力を持つ会社側と戦うのは簡単ではない。卑劣なやり方の連続に何度も社長を殴り倒そうと思った。

しかし、そんなことをすれば法律を盾に取り、僕を外して社長たちが思う古臭い作品を変えてしまう。そんなことはさせられない。皮肉、中傷、人格否定。「才能ないな」「お前は映画監督じゃない、評論家だ」「こんな映画は誰も観ない」「全てが最低だ」毎日のように言われた。監督料も、脚本料もゼロにされた。さらに作品をねじ曲げようとする。ここで怒ってはいけない。

悔しくても手を出してはいけない。大事なのは観客が喜ぶ映画を作ること。感動し涙が溢れる作品もすること。会社の指示に従っていてはダメだ。妥協せず、納得できないことには反対。思いを曲げない。嫌がらせが加速した。が、8割以上を望む形で仕上げた。社長が吐き捨てるようにいった「途中で席を立ち全員が出て行く最低の作品だな」しかし、映画館では多くの観客が涙を流し、最後は拍手。初日は満員御礼。上映延長になった。その後は心ない会社を排除。観客が喜んでくれる作品を作れる環境を作った。

そんな経験があったので今、観ているドラマ「沈まぬ太陽」の主人公・恩地元(上川隆也)が人ごととは思えない。会社に従わないことで報復人事、僻地に飛ばされた。嫌がらせ、圧力、酷い仕打ちが続く。他人事とは思えない怒りが沸き起こる。舞台は航空会社。日航がモデルだ。安全性より利益優先。人命を預かる仕事なのに、社員に長時間労働と人員不足を押し付ける。労働組合を潰しにかかる。事故が起きれば責任回避と隠蔽。

しかし、どんな仕打ちを受けても屈しない恩地元。寝返る親友(渡部篤郎)そして妻からも「このままでは家庭が崩壊する」と詰め寄られる。自分の思いを通すことで家族が傷つき、仲間を追い込んで行く。人はどう生きればいいのか? 体制に降参し、うまく立ち回るべきなのか? あれこれ考えてしまう。山崎豊子の物語はいつも重い。(Netflixで配信中)


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