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「日本人はバカじゃない。優秀な民族です」=正解。でも、それが教育で歪められ考える力のない集まりになったんだよ! [MyOpinion]

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「日本人はバカじゃない。優秀な民族です」=正解。でも、それが教育で歪められ考える力のない集まりになったんだよ!

日本人は「考える力」がないと書くと必ず「そんな訳ねえよ。みんな考えているよ。バカじゃないか?」というコメントが来ることがある。が、そんな人こそが「考える力」がない見本だ。後輩にもいる。

「ちゃんと考えてますよ。考えないなんてことあり得ませんから。今日の昼は何を食べようか? 仕事終わったらTSUTAYAで何の映画のDVDを借りて帰ろうか? 色々考えています。今の会社も業績良くないし、転職してもいい仕事に就けるかどうか分からないし、そんなことも考えるけど、考えても無駄だから考えないだけです。そもそも日本人はバカじゃない。優秀な民族ですから皆、考えていますよ」

そう言われたが、その言葉に全ての答えがある。まず、昼に何食べる。DVD何借りるというのは「考える力」に入らない。それは思考をしているという状態を言っているだけ。正確に言えば「考える力」というのは「想像する」「推理する」「分析する」「仮定する」「裏を考える」「動機を考える」「整合性を考える」「合理性を考える」「多角的に考える」ということを言っている。

いくら「考える力」がないと言ってもランチ何食べるか?を考えていないという意味ではない。また、後輩は仕事について考えているというが、それは悩んでいるに等しい。「このまま続けたら長時間労働。給料安い。転職しても似たような仕事かもしれない。今より酷いかもしれない」これは考えているのではなく、悩んでいるという状態。

僕も学生時代に経験があるが「何でこんな勉強しなきゃいけないんだ。意味ないだろう?」と考えた。誰しも一度は考えたはず。でも、教師、親、大人、同級生は口を揃えていう。

「そんなこと考えても何も変わらない。落ちこぼれるだけ。今はあれこれ考えずに、一生懸命勉強して成績を上げることだけを考えろ」

そうして多くの子供は「そうだ。考えても仕方がない。悩んでいても成績は上がらない 」そうやって考えるという行為をしなくなる。会社員になっても同じだろう。「この仕事の意味は?目的は?」と考えると何もできなくなる。上からの指示にはあれこれ疑問を持たずにやる。つまり、多くの日本人は困難にぶつかった時、一応あれこれ悩むが最終的に考えるのを止める。

後輩はまさにそれ。仕事について悩むが結局、考えるのを止めている。それこそが教育の成果。考えないということが刷り込まれているのだ。ただ、後輩の指摘には正しい部分もある。日本人はバカではない。優秀な民族だ。でも、深く考えない教育をされているので、考える力が育ってないだけなのだ。支配者層により与えられたことを疑わずにこなす優秀なサラリーマン育成教育を受けさされ、同時にテレビによって考える力が育たない環境が作られ、誘導しやすい国民として育てられたのである。どうすればいいのか?


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